苧麻 | 守護神のさがし方|千柱の神様を知る神話ライター・上江洲規子が教える 

守護神のさがし方|千柱の神様を知る神話ライター・上江洲規子が教える 

弱音を飲み込み、人に頼られるのが得意な長女タイプのあなたへ
ふとしんどさを感じたとき、気軽に愚痴を言える相手のような
自分だけの守護神をさがしてみませんか?

今日のラッキー神社

 

去年から、苧麻の繊維をちょまちょまちょまちょま……もとい、ちまちまちまちま縒っては紐にしています。

 

苧麻は縄文時代から衣服などに使われていたもの。

つまり、日本人としてはとても馴染みが深いものです。

 

また、アンデルセン童話の「白鳥の王子」では、悪い魔女に白鳥に変えられてしまった王子たちが、苧麻の繊維で編んだシャツを着ると、もとの姿に戻るというくだりがあります。

つまり、悪い呪を破るものということで、お守りとも考えられていたのでしょう。

 

そもそも糸を縒るという行為自体が呪的です。

 

何度か繰り返すうちに、なんとなくコツがわかってきたので、備忘録的に。

 

まず繊維をとる時期は、5月ごろが好ましい。

4月はまだそこまで苧麻が大きく育っていないので長い繊維がとれません。

でも夏になると苧麻の皮が厚くなり、繊維だけを取り出すのが難しくなる。

 

5月に苧麻の皮を剥いだところ、綺麗につる~んと剥けました。

 

繊維をとるのは包丁の背中でごしごしとしごきます。

スクレーパーがあった方が楽かもしれませんが、使わない道具を増やしてもね(笑)

 

そして、この段階で色染めをします。

今年は桜染めの液が残っていたので、草木染にしました。

 

通常、草木染はタンパク質に漬けないと色が定着しないと言われますが、問題なく染まりました。

 

その後、繊維を裂いて、細くします。

 

このとき、濡れてないと難しい。

乾いてしまうと、ガッチガチに固まってしまって、裂くどころじゃありません。

 

ハンガーを壁にセットして、裂いては掛け、裂いては掛けしていくとうまくいきました。

 

そのままハンガーを物干し棹にかけたらすぐ乾きます。

こんな感じ。

 

さっそく糸に縒って、桜のペンダントに取り付けました。

桜は都久夫須麻神社の境内の桜を乾燥させてレジンで固めたもの。
桜染めの材料は、神功皇后と丹生都姫縁の名手八幡、中将姫縁の恋野で採取した桜の枝。
緑の要素が欲しかったので、弥生時代の遺跡から発掘される出雲石のさざれもセット。
モッリモリです(笑)

 

繊維はまだまだ残っているので、また何か作ります。

 

 


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