前回の桜染めは、オレンジ色……というか、肌色になってしまいました。
それはそれで綺麗なんだけど、なんだかな~……。
桜って気がしないなぁ~……と、思っちゃいました。
何がいけないんだろうと考えて、初めて気づいたのは、私が使ったのは、アルミ鍋だったのでした(笑)
アルミ焙煎すると、オレンジが強くなると書いてあるサイトもあり、なんにせよアルミ鍋は避けた方が良さそうだとなりました。
うちにある鍋はアルミ鍋が多いんですが、ステンレスもある。
ってことでステンレスを使うことに。
が、やっぱり染めてみるとオレンジなんですよ……。
う~ん……といろいろ見ると、
・まず桜の枝を20分ほど煮た後、一度お湯をこぼし、また水に入れて重曹を入れて40分ほど煮る
と書いてあるサイトがありました。
重曹は、新しいファクターです。
ってことで、先ほどオレンジ色の染め液を作ってしまった枝をまた鍋に入れ、水と重曹を入れ、煮込んでみました。
……おお、赤味が強い!!!!!
……………と思ったんですが、シルクを入れてみると、む~っちゃオレンジ(笑)
なんでやねん。
今回の枝は、和歌山の名手八幡の境内と、中将姫が隠れ住んだという伝説のある、和歌山の恋野で拾いました。
桜染めに適しているのは、
・つぼみが膨らむ直前の枝
なので、花屋さんで桜のつぼみのついた枝を購入すれば話がはやいんですが、私はお守りにしたいんですよ。
だから、好きな女神が祀られている神社で採取したい。
落ちている枝を折ってみて、バキッと粘りなく折れてしまうものは、落ちて時間が経っている枝。
落ちてから日が浅い枝は、折ると皮が切れなかったり、斜めに折れたりします。
判断に迷っても、折れ口を見ると、新しいか古いか、だいたいわかるんじゃないかな?
大雨の次の日に行ったこともあり、枝はいっぱい落ちていましたが、新しいのは、まぁ、滅多にないですね(^^ゞ
それでもなんとかストールを染められるくらいの量を採取。
だいたい、2メートルくらいの枝一本分と考えたらいいと思います。
太い方が色もたくさん出ますけど、鍋に入る長さに切るのが大変(笑)
適度なものを見つけるのが、結構大変です、ほんま。
そして染め液を作ってみましたが、同じような工程で仕上げても、全然違う色になりました。
不思議。
名手八幡で拾った枝は、赤味の強いオレンジに。
恋野で拾った枝は、そこそこ「桜色」じゃないでしょうか。
せっかくなので、二色染めにしました……が、見ただけじゃわかんないっすね(^^ゞ
ただ私、ピンクは大笑いしちゃうほどに合わない人間でして(^^ゞ
せっかく染めたので今年の春は使おうと思いますが、笑われるかもです(笑)
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