青春18きっぷを買っちゃうと、なんだかせわしないです。
5回使わなきゃもったいないと思うし、行きたい場所なんて、だいたい2~3ヶ所くらいだから、あとは無理やり考えて出掛ける感じになっちゃう。
そこで、18きっぷを消費しつつ、美味しいものを食べようと、赤穂に来ました。
「牡蠣!!」しか考えてなかったので、ほぼノープラン。
赤穂御崎に行こうと思ったんだけど、バスが行った後。次は夕方までない。
何故だ。観光名所ちゃうんか。
ということで、何度か来てるけど、赤穂四十七士を祀る大石神社へ。
去年末、赤穂浪士についての原稿を書いたのですが、四十七士の名前について、いくら調べても典拠が出てこず、困りました。
そんないい加減な情報なのかと思ったら、当時日本中で話題となったため、色んな人がいろいろ書いており、資料が多すぎて一つだけ挙げられない、というのが実情のようです。
切腹した浪士は46名。
寺坂吉右衛門が切腹を免れた理由は様々に描かれますが、実はもともと四十六士だったんじゃないかという話もあります。
竹田出雲が『仮名手本忠臣蔵』を著したとき、いろは四十七文字に浪士を当てはめる必要があったため、一人増やしたと言うんです。
真相はわかりませんが、まあ、いい加減っすよね(笑)
そして、またまたこちらも何度か来ている民俗資料館で雛見。
雛人形は、見飽きないです。
三人官女の真ん中は既婚者で、お歯黒をしているといいますが、黒い歯がはっきりとわかる三人官女はいませんでした。
ただし、眉毛がないので、既婚であることはわかります。
ほんの百年前まで、黒い歯が美的だったなんて、不思議。
眉毛を剃り、歯のないように見える顔が、暗闇から微笑みかけたら、腰を抜かす自信があります。
まるで幼い頃に見た悪夢のように、色がなく単調で、音がない風景。
でもそれは、雛人形の魅力とも通じています。
人の感覚って、不思議だね。
さて、あと3回。
一回は竹生島で御朱印もらうって決めてるんですけど、あと2回が未定。
どうしよっかな。
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