満天星 | 守護神のさがし方|千柱の神様を知る神話ライター・上江洲規子が教える 

守護神のさがし方|千柱の神様を知る神話ライター・上江洲規子が教える 

弱音を飲み込み、人に頼られるのが得意な長女タイプのあなたへ
ふとしんどさを感じたとき、気軽に愚痴を言える相手のような
自分だけの守護神をさがしてみませんか?

今日のラッキー神社

 

「満天星」

なんて読みます?

 

「まんてんのほし」

それも間違いじゃないと思います。

 

だけど、「満天星」で画像検索したら、天体とは関係のない写真がたくさんヒットするんじゃないかな。

こんな感じの、小さな花です。

 

ドウダンツツジ。

秋には葉っぱがとてもきれいに紅葉することでも人気の花です。

 

ツツジ科ドウダンツツジ属。

ドウダンツツジの語源は「トウダイツツジ」で、「灯台躑躅」の表記もあります。

灯台っていっても海を照らす灯台じゃなく、棒を三本束ねて広げ、立てたもの……と言った方がわかりやすいかも。

てっぺんに炎を入れるので「灯台」。

ややこしいよね(笑)

 

「満天星」の表記は、中国語から来ています。

 

これは「百日紅(さるすべり)」や「合歓(ねむ)」などと同じ事情。

 

さるすべりの樹を見て、中国人は「花が長持ちして綺麗だなぁ」と感じたのでしょうね。

確かに、夏の間、ずっとピンク色の花をつけているような印象があります。

そして日本人は、幹がつるつるしてることに注目したのでしょう。

「あんなにつるつるしてたら、さるもすべるだろうな」と。

 

ねむの漢字表記「合歓」は、男女が体を合わせている様子を意味するんだそうです。

夜、葉っぱが閉じる様子を見て、中国人は「男女が体を合わすが如し」と思ったんでしょう。

日本人は「葉を閉じて眠ってる」と感じた。

 

どちらの感性も面白いと思います。

 

それにしても私、ドウダンツツジが満天の星のようだと思ったことがありませんでした。

普段見るドウダンツツジは、割と地味だったので。

地味というか、樹木の丈が小さいのしか見たことがなかったというべきかも。

 

でも、昨日、ひばり山青蓮寺で見たドウダンツツジは、まさに満天の星!!

 

「なるほどね~え」

と思ったのでした。

 

 

 

 


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