《漂着するもの》琵琶湖東岸 2 | 守護神のさがし方|千柱の神様を知る神話ライター・上江洲規子が教える 

守護神のさがし方|千柱の神様を知る神話ライター・上江洲規子が教える 

弱音を飲み込み、人に頼られるのが得意な長女タイプのあなたへ
ふとしんどさを感じたとき、気軽に愚痴を言える相手のような
自分だけの守護神をさがしてみませんか?

今日のラッキー神社

 

琵琶湖東岸には、いろいろなものが漂着しています。

まず、米原市鎮座の礒崎神社。

 

ここに漂着したと伝わるのは、ヤマトタケルです。

彼は伊吹山の神を退治しようとして逆に毒をあてられ、能褒野で命を落としたとされていますが、礒崎神社の社伝では、彼が死んだのは社前の礒であるとします。

 

神社の前には磐座があり、舟をつないだ岩だとも、御陵だとも。

この形は、御陵というより舟をつないだと考える方が自然に思いますね。

 

ただ、ヤマトタケルの足跡をたどると、ちょっと変。

 

彼はまず伊吹山の主に毒気をあてられて気を失います。

はい、地図を広げて伊吹山を探してみてください。

琵琶湖の右肩上にありますね?

 

次に彼は醒ヶ井に寄って水を飲み、

「ああ、毒が醒めた」

と一息つきます。

 

はい、醒ヶ井を探してみてください。

伊吹山の南西15キロくらいのところにあります。

 

記紀神話の通りなら、次は能褒野です。

能褒野……。

醒ヶ井から南南東に70キロってとこですか。

なぜ東へ行く?

都からも、奥さんであるミヤズヒメの元へ戻ろうとしたんだとしても、南へ来すぎ。

どこへ行きたかったのだ、タケルくんは?

 

それよりは米原の礒崎神社から琵琶湖を渡り、都へ戻ろうとしたと考える方が自然ではあります。

 

 


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