シャレにならない祟られ方をした経験があるにも関わらず、懲りない人物もいます。
そう!
大和武(ヤマトタケル)ですね。
父の景行天皇に、
「東国には朝廷に従わないやからがたくさんいる。なんとかしてこい」
と無茶な命令をされた武くん。
「父さんは僕に死ねって言うんだ」
と叔母の倭姫に愚痴ります。
倭姫は伊勢の初代斎宮ですから、巫女としては最高の力があったと考えて良いでしょう。
刀と火打石をお守りとして与えてくれました。
ところが、刀も火打石も、焼津で早々に使ってしまいます。
武が野原にいたとき、周囲から火をつけられてしまうんですね。
当時の消防は「破壊消防」。
つまり、周囲にある可燃物を取り除くことで、延焼を防ぐわけです。
武くんは刀で周囲の草を薙ぎ払い、火打石でこちらから火をつけて炎の向きを変えました。
……って、そういうこと、あるんですかね?
炎は風上から風下に向かって走るでしょうから、人為的に風を作れば炎の方向を変えることも可能でしょうけど……。
この避炎方法が現実的かどうかは別として、とにかく武くんは助かります。
九死に一生を得た人は、少々怖がりになるものです、多分。
でも、武くんは違うんですね。
全然平気。
なんとかなるさと思っている風情があります。
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