《蛙の面に小便?》祟られる人たち 2 | 守護神のさがし方|千柱の神様を知る神話ライター・上江洲規子が教える 

守護神のさがし方|千柱の神様を知る神話ライター・上江洲規子が教える 

弱音を飲み込み、人に頼られるのが得意な長女タイプのあなたへ
ふとしんどさを感じたとき、気軽に愚痴を言える相手のような
自分だけの守護神をさがしてみませんか?

今日のラッキー神社

 

記紀神話中で祟られた人物といえば、まず思い出すのは仲哀天皇でしょう。

 

神の託宣を疑い、怒りを買った人物です。

 

仲哀天皇の時代、九州では熊襲が力を持っていました。

大和朝廷は北から南まで支配したがってましたから、本当に熊襲は憎たらしい。

 

どうしたらいいのか神に伺いをたてたわけです。

 

巫女役は正妻の神功皇后。

審神者は忠臣の武内宿禰です。

そして、天皇は琴を奏でる役目でした。

 

当時の神降ろしがどのように行われていたのか、なんとなくわかりますね。

 

神がより憑いた人を見た事あります?

昔、テレビの心霊番組では、悪霊にとりつかれた人が出ていました。

いきなり人が変わったようになって、野太い声で、

「俺はこいつにとりついた霊だ。こいつが死ぬまで苦しめてやる」

なんて言ったりしてました。

今はこういうのを放映すると問題になるのかな?見なくなりましたね。

あれを見て、本当に霊がとりついてると思う人もいるだろうけど、大方は冷めた目で見てたように思います。

「へぇ……」って。

 

演技なのか、催眠状態なのか、本当に悪霊なのか、見てる人間には判断できません。

できませんが、そこはかとない「嘘っぽさ」が漂ってた……と、私なんかは思っちゃったけどなぁ。

 

古代における「神がかり」はどうだったんでしょう?

巫女役が演技をしていたのか、本当に神が懸っていたのか、どっちなんでしょうね?

 

神功皇后にとりついた神は、

「熊襲より海の向こうの国をやる」

と託宣し、天皇はそれを疑います。

 

武内宿禰は天皇を諫め、

「琴の演奏を続けてください」

というのですが、天皇はツーン。

 

灯りをともしたとき、天皇の息はありませんでした。

 

……ということで、仲哀天皇の場合はシャレにならない祟られ方ですね。

 

 

 

 


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