心理学者の入戸野宏教授による「可愛いの研究」に関する記事を読みました。
欧米では、「醜いとされる容姿のもの」を可愛いと表現するのが理解できないんだとか。
つまり、「ブサかわいい」とか「キモかわいい」ってのは、日本人的感覚だって言うんですね。
でもそれ以上に面白いと感じたのは、スペイン語には「可愛い」の表現がなく、その代わり「優しい気持ちになる」なんて表現するんだってこと。
日本語の「可愛い」は「愛す可き存在」ですよね。
英語では、「little」、フランス語では「petit」も可愛いを意味します。
つまり、「守ってあげたい存在」が可愛いのかな。
それとも自分が守ってあげるべき存在が可愛いのかな。
『星の王子様』で、キツネは、「君が薔薇を愛しているのは、君が薔薇のために時間を使ったからなんだ」って言ってますね。
可愛い存在がそこにあるんじゃない。
神様はどっちだと思います?
積極的に可愛いものを見つけようとされているか、あんまり気を付けてはみていないか。
あくまでも私の感覚ですが、個々をイチイチ見てらっしゃらないんじゃないかっていう気がします。
全体に愛情を注いでいらっしゃる。
だからこそ、
「私を見てください」「私を愛してください」
って、神様が見たいと思うこと、愛したいと思うことをドシドシバンバンすべきだと思うんですよ。
んでもって、神様が「この子を愛したい」って思うのは、世の中の役に立っている人だと思うのですね。
手水の作法がきちんとできてる人より、しんどそうにしてる人に「大丈夫ですか?」って声をかける人を愛したいと思われると思う。
参拝に行って世界平和と感謝だけを伝える人より、困ってる人に「何かできることはありますか?」と尋ねる人を愛したいと思われると思う。
神様に対して礼儀正しい人より、周囲の人に優しい人の方が、絶対愛されると思うよ、私は。
みなさんは、どう思います?
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