《暴虐は勇猛と紙一重》雄略天皇 5 | 守護神のさがし方|千柱の神様を知る神話ライター・上江洲規子が教える 

守護神のさがし方|千柱の神様を知る神話ライター・上江洲規子が教える 

弱音を飲み込み、人に頼られるのが得意な長女タイプのあなたへ
ふとしんどさを感じたとき、気軽に愚痴を言える相手のような
自分だけの守護神をさがしてみませんか?

今日のラッキー神社

 

家臣たちに対しても、なかなか厳しい主でした。
吉野で狩りをしたとき、大量の獲物をしとめたことに大喜びした雄略天皇。

「猟場の楽しみは、獲れたての肉でなます料理を作ることだが、料理人に作らせるのと、自分で作るのではどちらが楽しいだろう」
と家臣たちに尋ねます。

でも、家臣達は沈黙。

……恐れられてたんだから、仕方ないですよね(笑)

「料理人でしょう」と答えたら「なに、わしの料理はまずいとでも思っているのか」で、ズドン。

「ご自分で作られるのが楽しいと思います」なら、「わしに手間をかけさせたいのか」で、ズラリバラリ。

機嫌によってどっちが正解かわからないってのが一番怖いですよね(^^;)

でも、沈黙もダメなんです。
「なんでなんにも言わないんだ!!!」
激怒した雄略天皇は、家臣の大津馬飼を斬り殺してしまいました。

国民はこれを聞いて震え上がりました。

それを知った皇太后は、
「群臣たちは、あなたが宍人部を設ける話しをしてるんだって気付かなかったのよ。何も言えないのは仕方ないわ。今からでも遅くないから、宍人部を設けてはいかが?国民達もあなたが何に怒ったのかわかるから、安心するわ」
とアドバイスします。

お母さんとか奥さんとかにはめっぽう弱い雄略天皇。

「わかってくれる人はわかってくれるんだ!!」
と大喜びしたのでした。

宍は「しし」。
肉のことですね。
つまり、宍人部は肉専門の料理人のこと。

そりゃ、専門の料理人がいた方が良いと思います。

 

 


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