《男か女か》山の神 5 | 守護神のさがし方|千柱の神様を知る神話ライター・上江洲規子が教える 

守護神のさがし方|千柱の神様を知る神話ライター・上江洲規子が教える 

弱音を飲み込み、人に頼られるのが得意な長女タイプのあなたへ
ふとしんどさを感じたとき、気軽に愚痴を言える相手のような
自分だけの守護神をさがしてみませんか?

今日のラッキー神社

 

山の神は女性。

でも、大山咋(おおやまくい)神は男神です。

 

比叡山の地主神で、ときに大国主(大物主)と同一視されますが、このあたりの山は吹き下ろす風も冷たく、厳しい印象ですから、「母」というよりは「父」の印象なのでしょうね。

 

『秦氏本系帳』によれば、上賀茂神社の神である別雷(わけいかづち)の父親が、大山咋だとされます。

 

山城国風土記逸文には、賀茂建角身(かもたけつのみ)の娘である玉依姫に懸想した神として登場します。

賀茂建角身はいわゆる八咫烏。

神武天皇が大和入りする際、道案内をした功績で、現在の下鴨神社のあたりに土地を授かったんですね。

 

ある日、玉依姫が川遊びをしていたところ、丹塗りの矢が流れてきました。

姫がそれを持ち帰り、寝床の近くに挿しておいたところ、身ごもってしまいます。

 

特に詳しい描写はありませんが、夜のうちに美しい男が訪ねてきて云々っていうエピソードが隠されているかと思われます。

それがなきゃ、面白くないやんかっ!!

そして生まれた男の子が成人を迎える日。

祖父である賀茂建角身は、たくさんの神々を招いて、盛大な酒宴を開きます。

 

そして男の子に向かって、

「おまえの父親にこのお酒を飲ませなさい」

と杯を渡すと、男の子は天に昇ってしまった。

 

そこで男の子の父親は火雷(ほのいかづち)であると知れたというわけです。

 

その神は乙訓神社の祭神。

 

この神の場合は、まったく女性の要素がないですね。

 

 


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