《愛と美の女神》衣通姫 7 | 守護神のさがし方|千柱の神様を知る神話ライター・上江洲規子が教える 

守護神のさがし方|千柱の神様を知る神話ライター・上江洲規子が教える 

弱音を飲み込み、人に頼られるのが得意な長女タイプのあなたへ
ふとしんどさを感じたとき、気軽に愚痴を言える相手のような
自分だけの守護神をさがしてみませんか?

今日のラッキー神社

 

皇后の公認をもらい、衣通姫を迎え入れようとする允恭天皇。

でも、衣通姫は拒みます。

 

「お姉さまに申し訳ない」が理由ですが、それだけでもなかったんじゃないか、と。

……私見ですけどね(笑)

 

天皇の使者として衣通姫を迎えに行った烏賊津臣(いかつのおみ)は、彼女の家の庭にうつ伏せになり、

「私についてきてくださると言っていただけないのなら、ここで死にます」

と、脅迫しました。

 

でも「死にます」なんて口ばっかりで、ぐうたら寝て待つだけ。

衣通姫が見てないときに、隠し持った食料を食べて飢えもしのいでいました。

卑怯だよね~。

 

主が主なら、臣も臣ってところでしょうか(笑)

根負けするようにして、輿入れした衣通姫ですが、あんまりにも頻繁に天皇が通ってくるため、皇后は激しく嫉妬します。

 

なんせ、出産で生死の境をさまよってるときも、天皇は衣通姫の寝所にいたわけで……。

そりゃ怒るわな(-_-;)

 

現代でも、妊娠中の浮気が最低だって言われますし。

 

衣通姫に、

「お姉さまに申し訳ありませんから、もう少し遠いところに家を建ててください」

と懇願され、允恭天皇は茅渟に宮室を作ります。

 

……允恭天皇から離れたかったんだと思うな、衣通姫は。

私見ですが(笑)

 

でもその後も天皇は茅渟まで通い続け、途中の村の人々に迷惑をかけたのでした(←この言い方(笑))。

 

『日本書紀』に登場する衣通姫は、天皇から激しく愛された美女ですが、『古事記』の衣通姫は、情熱的な愛の人です。

 

 


  ・プロフィール
  ・守護神さがしとは
  ・メニュー・料金
  ・簡易守護神check
  ・神社おみくじ
  ・イベント・セミナー情報
 
問い合せ

 

 

 

 

 

 

 

ポチっとお願いします
↓↓↓
にほんブログ村 歴史ブログ 神話・伝説へ



取材や執筆の依頼・お問い合わせは
大阪の取材ライター醸工房