皇后の公認をもらい、衣通姫を迎え入れようとする允恭天皇。
でも、衣通姫は拒みます。
「お姉さまに申し訳ない」が理由ですが、それだけでもなかったんじゃないか、と。
……私見ですけどね(笑)
天皇の使者として衣通姫を迎えに行った烏賊津臣(いかつのおみ)は、彼女の家の庭にうつ伏せになり、
「私についてきてくださると言っていただけないのなら、ここで死にます」
と、脅迫しました。
でも「死にます」なんて口ばっかりで、ぐうたら寝て待つだけ。
衣通姫が見てないときに、隠し持った食料を食べて飢えもしのいでいました。
卑怯だよね~。
主が主なら、臣も臣ってところでしょうか(笑)
根負けするようにして、輿入れした衣通姫ですが、あんまりにも頻繁に天皇が通ってくるため、皇后は激しく嫉妬します。
なんせ、出産で生死の境をさまよってるときも、天皇は衣通姫の寝所にいたわけで……。
そりゃ怒るわな(-_-;)
現代でも、妊娠中の浮気が最低だって言われますし。
衣通姫に、
「お姉さまに申し訳ありませんから、もう少し遠いところに家を建ててください」
と懇願され、允恭天皇は茅渟に宮室を作ります。
……允恭天皇から離れたかったんだと思うな、衣通姫は。
私見ですが(笑)
でもその後も天皇は茅渟まで通い続け、途中の村の人々に迷惑をかけたのでした(←この言い方(笑))。
『日本書紀』に登場する衣通姫は、天皇から激しく愛された美女ですが、『古事記』の衣通姫は、情熱的な愛の人です。
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