《愛と美の女神》衣通姫 6 | 守護神のさがし方|千柱の神様を知る神話ライター・上江洲規子が教える 

守護神のさがし方|千柱の神様を知る神話ライター・上江洲規子が教える 

弱音を飲み込み、人に頼られるのが得意な長女タイプのあなたへ
ふとしんどさを感じたとき、気軽に愚痴を言える相手のような
自分だけの守護神をさがしてみませんか?

今日のラッキー神社

 

ここでやっと、衣通姫です(笑)

その美しい姿から射す光が、衣を通して輝いていたことから、この名で呼ばれます。

つまり、絶世の美女ですね。

 

彼女の父親は稚野毛二派(わかぬけふたまた)皇子。

応神天皇の皇子ですから、衣通姫は、応神天皇の孫ってことになります。

 

姉は忍坂大中姫。

允恭天皇の皇后でした。

 

もともと允恭天皇は体が弱く、皇位を継ぐことに積極的ではなく、周囲に薦められても即位しませんでした。

でも、他には天皇候補はいません。

そして、天皇がいなければ、世は乱れます。

見かねた忍坂大中姫は、大杯に酒を満たし、夫の前で捧げ持ちます。

 

この杯の酒を飲むことは、天皇即位を受け入れることを意味していましたから、当然允恭天皇は受け取りません。

でも、大中姫はあきらめない。

寒い風の吹く中、重い杯を差し上げたまま、微動だにしなかったのです。

大中姫が凍死しそうになったとき、允恭天皇も根負け。

即位してからは、良い医者にかかり、健康を取り戻しました。

 

……つまり、允恭天皇は、この凛々しくも雄々しい皇后に、大いなる恩があるわけです。

 

なのに、皇后の妹が美女だとわかると、

「妹を輿入れさせろ」

とうるさいのなんの(-_-;)

 

あの手この手で懐柔し、ついに大中姫に「妹を差し上げます」と言わせるのでした。

 

や~ねぇ。

 

 

 


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