冬を越えて
また新しい時代の訪れなのかもしれません。
例えば藤浪投手なら“なにわのダルビッシュ”という異名を持ちました。そう、ちょっと前なら“〇〇のダルビッシュ”でした。
それもそろそろ終わる頃なのかもしれません。今は藤浪投手であり、大谷投手が記憶に新しいところです。
今、話題を呼んでるのが二刀流です。長身でエースで4番なら“〇〇の大谷”と言われる日が来るのかもしれませんね。
済美-広陵の試合は激戦となりました。
この日、MAX152キロを計測した安楽投手。打っては4番として先制の2点タイムリー三塁打を放ちました。
力一杯投げているような、どこか力みのあるような投球フォーム、荒れている球。粗削り感たっぷりなところは、なかなかいいです。
2年生で完成されているのも何だか嫌です。私は安楽投手がこの先、進化していく様子が見たいのです。
済美は昨秋の四国大会、準決勝の鳴門戦で9回裏に3点差をひっくり返されてサヨナラ負けを喫しました。安楽投手はボークで動揺し、守備も乱れました。
この日の広陵戦も9回に3点差を追いつかれました。試合終盤の失点が多く、勝ちきれないところが安楽投手の課題なのかもしれませんが、この日は同点で食い止めました。
10回表は無死満塁のピンチを無失点で切り抜けました。守備も本当によく守りました。このあたりチームとして進歩したのかなと思います。
最後のサヨナラ内野安打は広陵の一塁手の坂田選手が前にこぼした打球でした。
日大三の三塁手として活躍した横尾選手は、興南との決勝戦で自分のエラーがきっかけで決勝点を奪われたことを悔やんでいました。
それから横尾選手は、守備にも力を入れ、ずいぶん守備が上手くなったものです。
坂田選手もこのワンプレーが成長へのきっかけになればいいなと思います。甲子園は人を成長させる場所なのですから。
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キーマン
今大会、注目を集めているのは、3季連続の優勝を狙う大阪桐蔭です。
国体優勝、明治神宮大会優勝…
もし、仙台育英が優勝すれば、3連覇ということになりますね。去年の国体は仙台育英と大阪桐蔭の両校優勝だったので、大阪桐蔭が優勝すれば、国体と合わせて4連覇ですね。
何だかややこしいので、この話はこれくらいにしておきます。
仙台育英、創成館に快勝して、好スタートを切りました。
注目のバッター、上林選手は2回にタイムリーヒットを放ちました。
このバッティングが神業的でした。ワンバウンドした球を打ってセンター前に落としました。ワンバウンドの球をヒットにしたところを見たのはイチローさん以来です。
まるで岩鬼の悪球打ちと殿馬の秘打を融合させたような…。あそこまで飛ばしますか!?あれをやられたんじゃ相手バッテリーはどうしようもないです。
でも本来の調子でもなさそうです。やっぱり明治神宮大会でライトポール際に弾丸ライナーで突き刺したホームランが強く印象に残っています。
第3試合の関西-高知は、高知が凌いで凌いで最後は持ち前の打力を発揮しました。和田恋選手の打球は物凄いです。
関西は切れ目のない打線ではありますが、今日は繋がりませんでした。
1番の逢澤選手が出塁して、バントをしない2番打者、小郷選手が長打を放って逢澤選手が還ってくる、この2人で1点取るのが得点パターンのひとつです。
その逢澤選手が1度も出塁できず、先制パンチを打てずに勢いをつけられなかったことも響いたんじゃないかと思います。
逢澤選手も毎試合、打てるわけではありません。こういう試合で、どのようにして勝っていくのかが今後の課題にもなりそうです。
鳴門に続き、高知も初戦突破しました。四国勢で複数の高校が初戦突破するのを久々に見たような気がします。
明日は済美が登場します。安楽投手の甲子園デビューです。鳴門、高知に続けるでしょうか。相手は広陵です。
秋の大会から打順を組み替えていなければ広陵の1番打者は坂田選手ということになります。
坂田選手はガッチリした体格の選手で、クリーンアップを任されていてもおかしくありません。秋の中国地区大会の関西戦では、児山投手から一時逆転となる豪快な3ランホームランを放っています。
安楽投手と坂田選手の対戦。初回の第1打席からいきなり注目です。
第2試合は済々黌の大竹投手、第3試合は京都翔英の榎本投手と好投手がズラリと登場します。
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何を勘違いしているのか
点差が開き、ブルペンでは背番号10が投球練習をしていました。
浦嶌投手の出番はまだかと私も心待ちにしていました。そして1イニングだけ登板機会が与えられました。
いい球投げますね。セットポジションになると球速が落ちていたのは気になりますが…。
1イニング無失点。上々の甲子園デビューでした。
1回の北照の攻撃でショートに小フライが上がった打球がありました。これを菰野のショート小林選手は、両足を揃えて、突っ立ったような姿勢で捕球しました。そして、ボール回しでは、体はホームに向いたまま、上体だけで三塁手に送球しました。舐めたようなプレーでした。
その後、2度のバント処理でベース踏み損ないと1塁への悪送球。初回のようなプレーをしているとこんなものです。
ライトの秋豆選手は肩の強い選手です。2塁にランナーを置いた状況で浅いライトフライが上がり、タッチアップを警戒して、3塁へダイレクトの送球をして、球場がどよめきました。
でも、2塁ランナーは3塁へ行く素振りもしていないのに、あの送球をする必要があったのでしょうか。
センターの内田選手もしかり。同じような場面で、カットマンのショートの頭のはるか上を通過する送球をしました。
ミスしたことが問題ではなく、基本的なことが出来ていないのが問題なのです。ましてや内田選手はキャプテンです。
菰野は出場校の中ではチーム打率がトップでした。鋭い打球も多く、その片鱗は見せました。でも打線は繋がらず、1点も取れなかった事実が残りました。
適当なことをやっているとこうなります。
夏は過去2回出場で甲子園での勝利はありません。3度目の挑戦でもそれはお預けになりました。
選手に慢心はなかったでしょうか。野球に取り組む姿勢をもう一度、見つめ直さないと、気持ちを入れ換えないと、現状は打開できません。
このままだと、甲子園初勝利どころか、夏にもう一度、戻ってくることすら厳しいでしょう。
今回、甲子園に出られただけで満足ならそれでいいです。
今のままでは厳しいです。
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