この辺の桜も散り始めて、葉桜になって来ました。
ちょっと寂しい感じがしますねぇ…
夕方から風が冷たくなって来ました。
天気が悪くなるようで。
ここ最近やっと、ニュース等で流れる被災地の映像を
普段の気持ちで観られるようになって来ました。
被災地の風景は震災直後からほとんど変わっていない。
けど、そこに暮らす被災された皆さん、特に子供達に
笑顔が戻って来たから、でしょうか。
直後は、家族を失い、友人や知人、大切な人を失い、
家と共に思い出まで流され、崩れ去ってしまった中で、
嘆き悲しむ顔しか流れていなかった。
あの地震から一カ月超。
そこに暮らす皆さんに笑顔が戻って来たのは、
観ているこちらとしてもホッと出来る瞬間なのかも知れません。
皆さん、強いです。
「衣食足りて礼節を知る」という言葉がありますけど、
様々に不自由な思いばかりの毎日の中でも、
そんな毎日だからこそ、小さな事一つ一つに感謝し、
「ありがとう」とボランティアさんや自衛隊の方々などに
言葉を掛け、「おかげさまで」とTV取材に応えている。
すごいなぁ…
置かれた状況や環境、これからの事を思えば、不安ばかりであろうはずなのに、
それでも笑顔で日々を過ごす。
私が同じ状況になったら…
ちょっと想像出来ませんね。
仙台の小学校で、給食が再開された映像が流れて、
献立はコッペパン一つに牛乳一パックだけ。
それでも子供達は「美味しい!」と笑顔で答えていて。
泣けて来ましたねぇ…
(どうも、涙腺が緩くていかん(^^;)
実被害が無かった私でさえ、何かが変わってしまった気がしています。
具体的にこれ、という説明が出来ないんですけど、
価値観が変わった…というのは言い過ぎか。
モノの見え方、ヒトの見え方、それまで「これが正しい」と思っていた事が
そう思えなくなっていたり、今までは「これは間違っている」と
思っていたはずの物事が実は、真理だったのかも…なんて思えたり。
人生とは儚いモノ、なんて漠然としか思っていなかった事が、
急に現実味を帯びて来たりして。
それは時に前向きだったり、後ろ向きになったりして、ココロが
虚ろっている、何だか変な感じです。
被災地に住む子供達がオトナになった時、彼らの街が
どんな形で復興しているのか…
その復興の中心になるのはきっと、彼らのはずで、
その時に、この災害がどんな形で彼らの心に残るのか。
それはきっと、復興の段階をリアルタイムで見ていく中で、
変わって行くのかなぁ…と。
どうか、前向きな形でココロに残っている事を祈りたいです。
私は私で、これからも自分に出来る事をやって行くだけ、という事は
変わっていません!