よく聴くラジオ番組で桑田佳祐の「明日晴れるかな」が流れ、『プロポーズ大作戦』の主題歌であることとともに、同番組のあらすじが紹介されました。
「思いを寄せていた幼なじみに告白できないまま、彼女の結婚式に出席することになった主人公が、妖精の力を借りて過去に戻って恋の成就を試みる」(ウィキペディア参照)といった番組(私は知らなかった・・・)のようですが、「過去に戻って」ということでは、これまで生きてきた中で、「ああすればよかった」、「これは言わなければよかった」・・・ということが、思い浮かんできてしまい、苦笑するしか術なしでした。
これも、歳を取ってきたということでしょうね。(ちなみに私は、過去は変えられると本気で信じています。理由は、過去が変わっても、変わった後の過去しか人間には認識できない(=過去が変えられるか否かを判断できない)のであれば、変えられると信じた方が得(精神衛生上)だと判断されるからです。)
先月は10/5に第38回大阪マスターズ陸上競技選手権大会において、久しぶりに競歩の審判をしました。何とか陸上競技との接点を持ち続けることができてホッとしています♪

♪このひと月・・・【衆議院選挙自民党大敗】(最近は「衆議院議員選挙」とは言わないようですね・・・)立憲民主党は政権交代どころか孤立しているようで、当面は国民民主党に注目でしょうか。
【ドジャース、ワールドシリーズ制覇】もう少し観たかった。。。

♪個人的には・・・
○「太刀の腕振り」再考から「足のはこびやう」の歩き方再考へ。
「マラソン腕振り革命」(以下の「10月に読んだ本」参照)を読んで以降、「ターンオーバー」について考えざるを得ない状況になってしまいました。
「ターンオーバー」には「太刀の腕振り」のみならず「自然落下遊脚」も関与していることから、今月は「太刀の腕振り」と「自然落下遊脚」を使う「足のはこびやう」の歩き方を再考します。
そもそも、私が「ターンオーバー」という言葉を初めて知ったのは、「運動科学―アスリ-トのサイエンス―」(※1)において、カール・ルイスのコーチングを担当したトム・テレツ氏が「スプリント技術をどのように捉えているのかを調べた結果として「(1)脚をターンオーバーさせる(2)真下へ踏みつける、という2点。これが、テレツ氏が強調した要点でした。」と書かれていたことによります。
そこでは、「ターンオーバー」とは「移動方向が鋭く反転するイメージ」と書かれていますが、要するに、「後ろに蹴った脚の前方への素早い振り戻し(脚の前後の切り替え)」のことであり、そのためには「真下へ踏みつける」という意識が必要ということです。
先述した「マラソン腕振り革命」では、脚の振り出しのみならず腕振りにおいても「ターンオーバー」が重要と書かれていることから、「太刀の腕振り」と「自然落下遊脚」を使う「足のはこびやう」の歩き方が「ターンオーバー」を惹起する可能性について考えてみました。
その際に、まず「ターンオーバー」に関わる「太刀の腕振り」と「自然落下遊脚」の共通点(※2)から考えてみたいと思います。それは、以下の2点があると捉えています。
・二重振子:遊脚は「通常の遊脚」「自然落下遊脚」ともに「遊脚二重振子」(股関節を支点とする膝の振子と膝関節を支点とする脛骨の振子が繋がった「二重振子」)。腕振りでは、「通常の腕振り」は肩関節を支点とした単振子であるのに対して、「太刀の腕振り」は、肩関節を支点とする肘の振子と肘を支点とする前腕の振子が繋がった「二重振子」。
・二重振子の一番目の支点の回転運動:「太刀の腕振り」は肩関節が小さく背泳ぎ方向に回転運動。「自然落下遊脚」は股関節が小さく自転車のペダルを逆に踏む方向に回転運動。
上記2点を踏まえて、
・「太刀の腕振り」において、肩を背泳ぎ方向に回しながら前に出した前腕を振り下ろす過程で、肩は最も高い位置に挙上した時点から重力によって素早く下に落とされることで、ターンオーバーを惹起して、腕が素早く後ろに引かれる。
・「自然落下遊脚」において、①MTP関節の瞬間的な脱力により、膝が重力で自然落下②PIP関節の瞬間的な脱力により、脛骨が重力で自然落下、というMTP関節とPIP関節の瞬間的な脱力がターンオーバーを惹起して、遊脚が素早く前方に振り出される。
ここで、「真下へ踏みつける」意識は、自転車を漕ぐのと反対方向に股関節(骨盤)を回すことにおいて、股関節を最も高い位置に挙上した時点から下に向かう過程で、足で地面を踏みつけることによって、MTP関節とPIP関節に屈曲モーメントがかかった状態となり、引き続いて起こる「MTP関節とPIP関節の瞬間的な脱力」につなげるという意味において重要であると捉えています。
脚の振り出しにおいても、腕振りにおいても、重力を利用した動きが「ターンオーバー」を惹起するということが、「足のはこびやう」の歩き方の特徴であると捉えています。
※1:「運動科学―アスリ-トのサイエンス―」小田伸午著(丸善)(2003)(今、私の手元にあるのは文庫版の「アスリートの科学」小田伸午著(角川ソフィア文庫)pp.129-132(2013))
※2:『「自然落下遊脚」と「太刀の腕振り」を使う歩き方の効用』(「ウォーキング研究」No.26、pp.93-98(2022))
今月は以上です

・10月に読んだ本は、「「孤独」という生き方」織田淳太郎著(光文社新書)と「マラソン腕振り革命」みやすのんき著(実業之日本社)の2冊でした。「ランニングの腕振りにおいても瞬時に行われるターンオーバーの局面が一番重要」(「マラソン腕振り革命」より)
・参拝記録:「ゆるゆる」「おひおひ」焦らず氣を落着けて♪山田神社(10/1、15)、出雲大社大阪分院(10/5)
・「虹のようなもの」:空がきれいになってきました♪彩雲(10/6、30)、幻日(10/14)、内がさ(10/22、24、25、31)

♪11月の予定・・・特にありません。「足のはこびやう」の歩き方における「ターンオーバー」について、考えを深めていきたいと思っています。

最近は、食料品の買い出しのための買い物には行っても、それ以外の買い物に行く余裕がない状態が続いています。
その結果はと言えば・・・衣類に占めるユニクロ(オンライン)の比率が漸増しています。。。
いずれ繁華街に出る機会が増えてくれば、状況は変わってくるのかもしれませんが、寂しさは隠せません。
無理にでもワクワクすることを見つけようと、ちょっと焦りつつある今日この頃です♪

♪このひと月・・・【自民党総裁選】しばらくは、ちょっと距離をおいて見ていた方がいいのかもしれません。
【ドジャース地区優勝】大谷選手は54-59、ポストシーズン楽しみです(もう始まっています・・・)。

♪個人的には・・・
○「太刀の腕振り」再考
先々月に引き続き、「太刀の腕振り」が腕振りのイノベーションである可能性について考えてみます。
具体的には、①地面(床)反力②遊脚の前方への振り出し③バランス④リズム、の4つのポイントで、「一般の腕振り」と「太刀の腕振り」の役割を比較します(※1)。
「太刀の腕振り」は、「地面(床)反力の増加」と「重心の前方移動」により、前方への推進力を高めることが重要な役割であると捉えられ、腕振りのイノベーションの可能性を示唆するものと期待しています。
②地面(床)反力
「一般の腕振り」:腕を後ろから前に振る際に、地面(床)反力を得ることで、反対側の遊脚が前方に振り出される
「太刀の腕振り」:腕を上から下に振り下ろす際に(※2)、地面(床)反力が増加し、反対側の遊脚が効果的に前方に振り出される
⇒「太刀の腕振り」の方が前腕部に負荷がかかるが、より大きな前方への推進力が得られると期待される
②遊脚の前方への振り出し
「一般の腕振り」:腕を前から後ろに振る際に、同側の骨盤が前に引き出され、遊脚が前方に振り出される
「太刀の腕振り」:肘及び前腕部が自然と前方に振られて上に挙がることで(※2)、重心が前方に移動し、同側の遊脚が効果的に前方に振り出される
⇒「太刀の腕振り」は身体を捻じらずに遊脚を前方に振り出すことで、より前方への推進力が得られると期待される
③バランス
「一般の腕振り」:腕を脚と逆方向に振ることにより、上半身と下半身のバランスを保持する
「太刀の腕振り」:重心を前方に移動させることにより、バランスがくずれ、体幹部に負荷がかかる(※3)
⇒「太刀の腕振り」は体幹部に負荷がかかるが、重心の前方移動により前方への推進力が得られると期待される
④リズム
「一般の腕振り」:腕を振ることにより、リズムや安定性を向上することで、歩幅が大きくなり、歩行速度が速くなる
「太刀の腕振り」:リズムの維持に加え、単振り子運動である「一般の腕振り」にある「溜」(※4)がない回転運動であることから、ケイデンス(ピッチ)が増加する
⇒回転運動である「太刀の腕振り」は、よりピッチが増加することが期待される
※1:以下の論文等を参考に所見をまとめました(歩行と走行の役割の違いは、あえて考えないことにしました)。
・真武友一他:歩行に影響する腕の振りの基礎的研究、長崎大学工学部研究報告、14、pp.1-8、1980
・笠井達哉:走における腕振り動作の効果、国士舘大学体育研究所報、2、pp.61-66、1982
・安藤正志他:腕の振りが歩行に及ぼす影響、理学療法学、21、p.430、1994
※2:振り下ろす際に屈曲した肘が伸展し、挙上の際に伸展した肘が屈曲することにより、前腕部に負荷がかかるが、前腕部の負荷を前方への推進力に変えていると捉えている
※3:体幹部の負荷を前方への推進力に変えていると捉えているが、逆に言えば、体幹部が鍛えられる可能性がある。例えば、四つん這いの姿勢で、右手と左足(または左手と右足)をまっすぐ伸ばす「バードドッグ」というエクササイズを、(強度は弱いながらも)歩きながら自然と行うことができると捉えている。
※4:腕振りの方向を変える際に一時的に停止する瞬間。
今月は以上です

・9月に読んだ本は、「成功するビジネスパーソンは、なぜ忙しくても神社に行くのか?」八木龍平著(PHP)1冊でした。「お金の流れと水の流は似ており、流れが止まるとよどみ、流れが急速だと危険です。」
・参拝記録:「ゆるゆる」「おひおひ」焦らず氣を落着けて♪山田神社(9/1、9、15)
・「虹のようなもの」:まだまだ暑い日が続きました♪彩雲(9/10、12)

♪10月の予定・・・何とか陸上競技と接点を持ち続けることができています♪
・10/5(土) 第38回大阪マスターズ陸上競技選手権大会(審判)(済)

主夫になって、料理や洗濯、掃除はほぼ日常業務となっていますが、パジャマのズボンのゴム替えは、苦手意識が先行して、手つかずの状態でした。
ところが、ボタンホールゴムとワンプッシュシャツボタンを使うことで、簡単に替えられて、替えた後にゴムが伸びても調節し直せることを知って、一気に解決しました♪
何故、今まで知らずにいたのだろう。。。

♪このひと月・・・【NHK放送テロ・尖閣諸島や慰安婦の主張発信】NHKは、既に中共に乗っ取られたと考えざるを得ないのでしょうか?
【大谷翔平、メジャー史上初の43-43】まだまだ続いています(これを書いている現時点で46-47)。

♪個人的には・・・
○「太刀の腕振り」再考
先月は、「腕振り」の役割について、改めて考えてみました。それ以降、「腕振り」についての考えは進んでいないのですが、今月は、「腕振り」の延長線上にあることとして、以下の二つのポイントで歩き方を考えてみたいと思います。
・手足が前後逆方向⇔前後同方向
・中心軸感覚⇔二軸感覚
上記した二つのポイントで考えた場合、歩き方は、「逆方向×中心軸」「逆方向×二軸」「同方向×中心軸」「同方向×二軸」の4つに分類されます。
「逆方向×中心軸」は、一般の通常歩行です。
「逆方向×二軸」は、従来の「二軸歩行」と捉えています。
「同方向×中心軸」は、一般的に認識されている「ナンバ歩き」、すなわち右手と右足、左手と左足が同時に前に出る歩き方と捉えています。(8月に読んだ本で)後述するように、ナンバ術協会のナンバも、手足が前後同方向に動く中心軸感覚の動作であると判断されます。
「同方向×二軸」は、「自然落下遊脚」と「太刀の腕振り」を使う歩き方(「足のはこびやう」の歩き方)です。
このように、「足のはこびやう」の歩き方は、手足が前後同方向に動く歩き方であるとともに、二軸感覚の歩き方であると捉えられ、「ナンバ歩き」でかつ「二軸歩行」という、これまでにない特徴を有する歩き方である可能性が示唆されたと思っています。
今月は以上です

○8月に読んだ本は、「末續慎吾×高野進 栄光への助走」折山淑美著(集英社be文庫)と「すごい!ナンバ術」矢野龍彦著(BABジャパン)の2冊。
「すごい!ナンバ術」の以下の記述から、ナンバ(ナンバ術協会のナンバ)は、中心軸感覚の動作であると判断されました。すなわち、通常歩行が、手足が前後逆方向に動く中心軸感覚の動作であるのに対して、ナンバ(ナンバ術協会のナンバ)は、手足が前後同方向に動く中心軸感覚の動作であることに、初めて気付かされました。
「腕を下に伸ばすときには掌を下に向けて、腕を曲げて引き上げるときには掌を上に向けるように・・・ナンバ走りにすると、骨盤と胸郭を連動させて右半身と左半身を上下に動かすようにするので、結果的に体の中心に軸が出来る。」

○おみくじは末吉と吉で、ともに「立身」の文字があり、「我が身にふさわしき仕事に力を入れ」て楽しんでいきたいと思います。
・参拝記録:山田神社(8/1、15)
・「虹のようなもの」:台風の影響もあってか、今月はあまり見ることができませんでした♪内がさ(8/21、28)、彩雲(8/28)

♪9月の予定・・・特にありません。まだまだ腕振りのイノベーションとしての「太刀の腕振り」と、「ナンバ歩き」でかつ「二軸歩行」という、これまでにない特徴を有する「足のはこびやう」の歩き方について、考えを深めていきたいと思っています。