オリーブの有希さん | これでも元私立高校教員

これでも元私立高校教員

30年以上の教員指導を通じて、未来を担う子供たち、また大人の思考などをテーマに書き綴っています。
日本史と小論文の塾を主宰し、小学生から大学生、院生、保護者の指導をしています。

塾に置いてあるオリーブの花がついに咲いた。


オリーブは2021年4月8日の夕方にやってきた。

好きな言葉「希望が有る」から、オリーブに「有希」さんと名付けた。

小さくて痩せたオリーブだった。


それから水をやり、肥料をあげ、大きな鉢に植え替え、大切に愛情を注いで育ててきた。

1年目も2年目も花が咲かなかったけど、とうとう3年目に花が咲いた。



4月23日に塾でありえないことが起き、今もかなりの部分で仕事ができなくなっている。

その日には、もう教えることをやめようかとも思った。

でも、その3日後に応援してくれるかのごとく花芽がでて、ついに花が咲いた。

こんなふうにオリーブが咲いてくれると、本当に「希望が有る」。


空を見上げると、龍のような雲がいた。

そんな時は、自分のことより人の幸せを願う。

いつも「足りない」自分だけど、オリーブの有希さんは、希望をたくさんくれる。