スタバの新人さん | これでも元私立高校教員

これでも元私立高校教員

30年以上の教員指導を通じて、未来を担う子供たち、また大人の思考などをテーマに書き綴っています。
日本史と小論文の塾を主宰し、小学生から大学生、院生、保護者の指導をしています。

気温がぐんぐんと上がりまるで初夏のよう。
スタバにアイスコーヒーを買いに行く。

ドライブスルーの窓口はとても若いお兄さん。
いかにも大学1年生位のアルバイト入りたてで、おどおどしながらヘルプについたベテランさんのアドバイスを聞きながら、一生懸命にオーダーをしてくれる。

それでも間違えてやり直し。
さらにもう一度やり直し。
本人の表情に焦りが見えるけど、何とも言えず微笑ましい。

何とか会計を終えて、

「お待たせしました」

失敗したと思ったのか、声は小さく、顔は悲しそうに強張っている。

「全然大丈夫ですよ。アルバイト頑張ってくださいね」

そう笑顔で丁寧に伝える。

すると強張っていたお兄さんの表情が、スタバでよく見る素敵な笑顔になった。

「ありがとうございました!」

今度は明るく元気に挨拶をしてくれた。

若い人はきっとこうやって育っていく。
そしてこんな小さな出来事が1日を幸せにする。



もちろん彼の入れてくれたコーヒーはとてもおいしかった。