これでも元私立高校教員

これでも元私立高校教員

30年以上の教員指導を通じて、未来を担う子供たち、また大人の思考などをテーマに書き綴っています。
日本史と小論文の塾を主宰し、小学生から大学生、院生、保護者の指導をしています。

2017年12月1日 日本テレビ「スッキリ」

2021年、放射線技師の業務に関する法改正がなされ、従来よりも多くの業務を放射線技師が担えるようになった。私はそうした社会からの要望の変化の中で、放射線を扱うことのできるスペシャリストの診療放射線技師になることはもちろんだが、地域社会のなかで経済的な格差などに左右されない医療提供者として社会に貢献し、誰しもが安全で安心できる医療の構築の一角を担える、そのような「良き医療人」になりたいと考えている。

 

これは藤田医科大学医療科学部放射線学科を学校推薦型入試で受験した生徒が大学に受験資料として提出した「大学卒業後を見据えた目標」である。

そんな生徒から嬉しい知らせが届いた。

受験者65名中19名合格の難関を見事に突破し合格をしたのである。

 

この生徒が体験にやってきたのは7月31日、受験日が11月30日だったことを思えば、決して残り時間が豊富にあったわけではない。

約4か月の指導期間であった。

 

いつも思うことだが、小論文も志望理由書も面接も「受験科目」であり、英語や数学と同等にそれによって合否を決める。

その勉強や取り組みを数日間や2,3回でどうにかなると思うほうが妙なのであって、この生徒といえども、相手大学を考慮すれば決して時間的なゆとりがあったわけではない。

 

しかし、この生徒は誰よりも志高く、自主的に積極的に取り組んでくれた。

 

19名/65名

 

倍率に直せば、3.4倍。

 

しかし、他の受験者の多くは秋になって取り組みを始めた人、推薦を学校からもらえることが確定してから取り組んだ人、2,3回だけ小論文を書いた程度であろう。

例えば「グラフ」の問題がどれほど難解であるか、その難解であることすら気がついていないケースが多い。

 

ある程度の以上のレベルの大学、難関大学を舐めてはならないし、そういった大学に一般入試に合格しようと思えば、どれほどの努力がいるか考えてほしい。

総合型選抜や学校推薦型入試での合格は「運」ではない。

 

この生徒は本当によく努力し、毎週のように長坂塾にやってきて、そのたびに2つも3つも小論文を書いてきた。

合格した理由は、「奇跡」や「運」や「コツ」ではなく、努力に裏付けされた「分析力」や「思考力」である。

さらにいえば、医療にこだわらない広い視野を身に着け、様々な問題に対し関心をもつことであろう。

 

そういう意味でこの生徒は、本当によく頑張ったと思う。

改めて本当におめでとう!

この生徒の感想はこちらです