旅館・リゾートホテル応援団 伊豆・箱根・熱海 他全国の温泉地、里山活性化を考えます -2ページ目

【見開きA3のパンフレット10,000部を数字で考える】

特に珍しい記事ではありませんが今日の伊豆新聞に伊豆観光圏

(伊東市、下田市、東伊豆町、河津町、南伊豆町)推進協が、

夏用のパンフレットを作製した記事があります。



旅館・リゾートホテル応援団 伊豆・箱根・熱海 他全国の温泉地、里山活性化を考えます

設置場所は伊東以南南伊豆までの旅館や観光案内所、観光施設と従来通りです。


今回は、何故東京に置かないのとか、パンフレットの作成意味とかは一旦おいておいて。。。。

















【10,000部という数字がどこから来たのだろう?という疑問。】


昨年、伊東市の発表では、海水浴に来た人数は38,000人強。
伊東エリアの年間宿泊数が、県の発表では290万人/年(平成20年)
8月に限っていえば伊東市の宿泊人数は417,000人/月(平成20年)です。


これに下田、東伊豆、河津、南伊豆の494,000人/月を加えると、
観光圏全体ではおよそ、900,000万人の方が宿泊されています。


「10,000部作成したところでどんな意味があるのでしょう?」と、

いまさら突っ込んでも意味ない話ですが、もう少し「何を目的に作るのか?」

という意図くらいは分るように考えて作成していただきたいですね。


勿論制作に携わった方は一生懸命作られていることですし、

決して内容を否定するものではありません。

少なくとも10000人の方には、伊東の夏のコンテンツが伝わるのですから。


昨日もFBの別の記事で触れましたが、「伊東広域観光圏」事業とは

3年前から国が、2泊以上の滞在型観光エリアをつくろう!と、進めて
いる事業で、全国48(静岡はほかに浜名湖広域観光圏があります)

エリアが認定されています。

代表的な成功事例では「阿蘇広域観光圏」があげられます。


その観光圏事業に対しての国の補助金はおおむね1/2(残り1/2は

観光圏を形成する各自治体が負担)。

今回予算の幾らを割いたのかわかりませんが、900,000人という宿泊人数が

頭に入っていれば、組数を基準に考えると約1/4(通常3名平均で考えますが、

夏休みだけにお子様づれが多いので4名1グループ平均として)の225,000組分

の「何か」が必要になります。


今度は設置する宿泊施設数から考えてみましょう。
県の正確なデータは手元にありませんので、最近悪名高き「じゃらんnet」に

登録している概算数ですが、

伊東    69軒
伊豆高原 180軒
東伊豆  117軒
下田   127軒
南伊豆  57軒   
観光圏内では合計552軒の宿泊施設が登録されています。


本来実数はもう少し多いでしょうが、550軒で10,000部を割ってみますと
1軒当たり 18冊しか置けません。これには観光案内所や観光施設は
はいっておりませんので、実際はもっと少なくなる計算です。


批判めいたことはいまさら言うつもりはなったのですが、結局????
しか出てこない、今回のパンフレット制作発表でした(爆

超広域観光地連携事業です!その名も【全日本わんこそば選手権 静岡プレ予選】

唐突に皆様にご案内いたしました


「伊豆東北観光地連携プロジェクト」


やりたいことはいくつか提言が出ておりますが、


本日はその中の一つ


「究極の広域観光圏事業をすべて民間事業者だけで実施しよう!」


そんな企画を発表させていただきます。



それがこれ ↓



旅館・リゾートホテル応援団 伊豆・箱根・熱海 他全国の温泉地、里山活性化を考えます























旅館・リゾートホテル応援団 伊豆・箱根・熱海 他全国の温泉地、里山活性化を考えます






















これから開催地など詰めに入りますが、


岩手盛岡の食文化「わんこそば」を、伊豆と福島で体験し


それぞれ伊豆「茶そば」、福島「水蕎麦」という食文化を


岩手でもアピールしてくるという、まさに観光地連携PRイベントです。


今後若干変更点は出てくると思いますが、


まずは引っ込みつかないように発表してみました(爆

注目のRYOKANが伊豆城ケ崎に間もなくオープンします!

その名は「RYOKAN桜花庵」


今日のテーマを選ぶとき、迷わず「愛すべきサービスマン」を選んだくらい


私が尊敬するサービスマンのお一方が、このたびオープンされるお宿さんです。


その方のブログです→「RYOKAN社長の開業ブログ



まだ詳細が判明しておりませんので勝手に告知はできませんが。。。。


この方が経営されるなら、いい旅館に間違いなく育つだろう。。


そう思わせていただける方が、再起します!



微力ながら、のっぽも全力で応援させていただきます。

まだやるの?全国の女将さんたちのネガティブ発言に物申したい!

観光新聞の日刊トラベルニュースにこんな記事が出ていました。


旅館女将が被災者受入などに要望 
民主党観議連と意見交換

全国47都道府県の旅館女将が集まりこのほど、参議院会館で民主党観光振興議員連盟

(川内博史会長)と意見交換を行った。


川内会長は冒頭「固定資産税の評価の減免につながる働きかけを行ってきたが、このほど

政府税制調査会の正式文書として盛り込まれた。これで今年1年減免するかどうか検討さ

れることになった。旅館の皆さんには建物評価や改築改装などに対する評価の質問表を

お送りしているので、書き込んで返送してほしい」と依頼した。


女将からは「今の金額では原価割れになっている。受け入れることで、より経営が苦しくなる」

「限られた金額で一生懸命に料理をお出しするが、『これだけしか出ないのか』と言われる」など、

被災者を受け入れる際の料金設定の変更を求める声が複数出たほか、高速道路1千円の見直

しをやめてほしいという声が上がった。


これに対して川内会長は「活発に人が動くことが日本の元気につながると思う」と述べ、

(1)高速道路の問題については第2次補正予算案に再度盛り込んでもらえるよう働きかける

(2)議員連盟所属議員は後援会と国内旅行を実施する

(3)被災地の皆さんを元気にするための取り組みを行う―などと女将に提示した。


観議連側から今後とも女将との定期的な意見交換会を持ちたいとの意向が示された


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


日本が世界に誇る文化として「女将文化」があげられると思います。


「旅館」「RYOKAN」ブランドが昨今欧米で評価が高くなっている


大きな要因にもあげられる「女将」さんの存在。


「おもてなし」「一期一会」という日本固有の精神文化の語り部が


女将さんという存在だったのではないでしょうか?



今日Facebookにこの記事をアップしたところ、ある方からこんな

メッセージをいただきました。


「旅館業の人もこんなこと言うなら受け入れなけ​ればよい。
本来、景気対策と被災者支援は別物のはずである。


近頃、被災者の心のケアとうたって地元に連れて来るツア​ー

があちこちに見受けられる。


その行為自体はすばらしい事であると思うが、その一方で

地元の景気対策の為に、被災者を出汁に使い、税金を引っ​張り

出していると見受けられる団体もあるように思う。


...いやまて、「地元の景気対策」としてはそれでも良いだろ​う。

しかしこの傾向が強い団体ほど「ボランティア」とい​う事を声高

に揚げているように思えるのは僕だけであろう​か?なぜ?


「景気対策です」って言えば良いのに(笑)
先にも書いたが、「景気対策」と「被災者支援」は別物で​ある。
こんな一過性の「景気対策」をあてにするような行政や団​体なら、

先が無い事は容易に想定できる。」


今旅行して、東日本の観光を応援しようとしているお客様の大多数は

この女将さんたちの声をどうとらえるだろうか?


確かに「いうは易し、行うは難し」である。


しかし、こんな事を言わずに、頑張って繁盛しているお宿さんはかなりある。


高速千円見直しをやめるということは、予算から言って被​災地高速の無料化

をやめることに繋がるわけで、その場合被災地域の復旧、観光推進はどう

なるのだろうか?


自分たちのことしか考えていない発言にとられると感じる​のは私だけでしょうか?



震災後の我々観光・宿泊業にとって必要な考え方に


「リ・ボーン Re-Born」


腹を括って、一から出直す


という考え方があります。


確かに施設や借金を持って経営にあたっていると簡単にできない考え方ではあります。


が、「座して死を待つのか!」


今東北の観光はこの状態です。


東北に限らず、3・11前の観光経営に戻るのではなく、3・11以降の​新たな可能性を模索


しなければ、震災観光復興の道筋は見​えてこない。


これだけは、頭のよくない私でも断言できます!



【福島の声を紡ぐ】というメッセージ集があります。 


旅館・リゾートホテル応援団 伊豆・箱根・熱海 他全国の温泉地、里山活性化を考えます


旅館・リゾートホテル応援団 伊豆・箱根・熱海 他全国の温泉地、里山活性化を考えます
私のフィールドでもある「観光」からは外れ​てしますが、

それにもまして是非紹介したい、いわき在住デザイナ​ー

【藤城光】さんが取り組んでいる、

被災者インタビュー+写真で​綴る、未来の私たちへの贈りもの。


震災に会おうが、原発に苦しめられようが、

それでも私たちは生き​てゆかねばなりません。

「命」ち「生き方」を考えさせられる・・​・つらいメッセージ・・集です。

是非全国の女将さんたちに訪れて欲しいページです。







明けない夜明けはない【いわき夜明け市場プリジェクト】受け入れ準備開始!

7月25日月曜日。

いわき市街のとある横丁に、一つの芽吹きが生れました。



先日ご案内した復興屋台村構想【夜明け市場プロジェクト】

→先日の記事http://ameblo.jp/noppo0220/entry-10965428692.html


→構想インタビューhttp://www.infomart.co.jp/psales/blog/main.asp?psales_smcd=S3TcJ2Eb&psales_msid=0&kbn=1&cond=747&year=2011&month=5&bid=6


当日は、彼の趣旨に賛同し応援しようと志をもった「同志」が


全国から8名ほどあつまりました。


清掃の様子は、参加された鈴木剛さんがツイキャスで動画をアップしています。

→http://twitcasting.tv/collabo/movie/2125137#

 <script type="text/javascript" src="http://twitcasting.tv/collabo/embed/2125137-480"></script >


私も無理やり出張の予定を組んで(爆


参加してきましたが・・・・・



旅館・リゾートホテル応援団 伊豆・箱根・熱海 他全国の温泉地、里山活性化を考えます
今回の舞台「白銀小路」横丁は、


40年前にいわき炭鉱がまだ栄えていた時に


できた30軒のお店からなる横丁で、現在は7軒が営業中。


イコール23軒のお店が今回のPJの対象店舗となるわけですが、


10数年前に閉店した店舗さんもおおくあり、ごみまでが「昭和レト


ロ」!(笑


想像以上にしんどい清掃作業となりました(;^_^A    


                                  東京から参加の大学生 永井君です
旅館・リゾートホテル応援団 伊豆・箱根・熱海 他全国の温泉地、里山活性化を考えます

















旅館・リゾートホテル応援団 伊豆・箱根・熱海 他全国の温泉地、里山活性化を考えます


なにわともあれ作業終了時はこんな感じに



入居可能対象者は、罹災証明の取れる方ならどなたでもOK!



旅館・リゾートホテル応援団 伊豆・箱根・熱海 他全国の温泉地、里山活性化を考えます


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皆さんも是非応援してあげてください。
9月には、「横丁が全部復興レストラン”(仮」

と銘打ったツアーをも創ります。

是非その時は、読者の皆さんのご参加をお待ちしております!









明けない夜明けはない!【いわき夜明け市場プロジェクト】


旅館・リゾートホテル応援団 伊豆・箱根・熱海 他全国の温泉地、里山活性化を考えます

「震災で店を流された方にいわき駅前で働き場所を提供したい!」


実家も原発と震災で苦しむ一人の青年が、その想いだけで動き出したこのプロジェクト。

閑散としていたこの白銀横丁をそんな困っている人達のために借り上げ提供する。


素晴らしい取り組みですよね。


昨日出張ついでに店舗清掃に立ち寄って見ましたが、横丁が昭和レトロならゴミもレトロ・・・でした(笑

戻りましたらまたご報告を!

今日は一路福島のいわきへ

震災で店の無くなってしまった方に駅前で屋台村を提供するプロジェクトのお手伝いをしてきます!

近況

昨日突然のごとく


何の脈絡もなく


記事をアップしたにもかかわらず、


大勢の方からお帰りなさいのコメントをいただき


感激しているのっぽです。


自分の体調変化と3.11の震災以降、仕事面での苦境に


まったく時間及び脳みその余裕がありませんでした。


ようやくGWを過ぎたあたりから目の調子もよくなり


取り敢えず「PC作業は控えめに」という先生のお言葉を守り


facebook活動だけに専念しておりました(爆



今、東日本の観光がヤバいのはみなさんご存知かと思います。


でも従来のように、アクションを起こさず行政に頼りネガティブキャンペーンを張る


観光業体質ではこの状況は乗り越えられないと思います。


でも、僕のブログをお読みいただいていた方にはご理解いただけると信じています。



旅館・リゾートホテル応援団 伊豆・箱根・熱海 他全国の温泉地、里山活性化を考えます



今、観光地として観光地らしくどのような相互メリットのある交流活性化ができるか


トライを初めました。


頭で考えることも勿論大事ですが、まず動いてみることも大事だと思います。


これからブログでも発信してゆきたいと思っております。


その意味でランキングは僕の中で関係なくなりましたので


もうやめます。


今までランキング応援していただいた方、本当にありがとうございました。


これからも宜しくお願いいたします。




旅館・リゾートホテル応援団 伊豆・箱根・熱海 他全国の温泉地、里山活性化を考えます

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【伊豆・東北観光地連携プロジェクト キックオフフォーラムレビュー ③】~パネルディスカッションV


旅館・リゾートホテル応援団 伊豆・箱根・熱海 他全国の温泉地、里山活性化を考えます



【パネルディスカッション第1部(10451230)】

 


・震災直後の皆さんの周辺の観光業はいかがでしたか?又最近の様子は?

北田(盛岡):盛岡は、震災後は3日間ほど停電や電話がつながらず混乱しました。私は当時旅行業をしていたわけですが、全てキャンセルになりました。

又盛岡周辺には、つなぎ温泉や鴬宿温泉といった温泉場があるわけですが、一部の被災者支援を受け入れしてる宿を覗いては、厳しい状況が続いています。GWも例年通りの宿泊には至りませんでした。

鈴木(福島):私は観光業者ではなく、当時東京でキャンペーンや移動式ワゴン車で郷土をPRするイベント会社を経営しておりました。実家が原発から33㎞の、いわき市の四倉(よつくら)というところにありまして、震災では氷製造業を営んでいた実家は津波で流され、また小名浜から四倉周辺は殆どが津波被害を受けました

 その中で、実家に急いで戻り、今回の震災後非常に印象的で且ついわきや福島復興のために立ち上がろうとしたきっかけになる出来事に遭遇しました。

それは、幸いにして高台にあった工場に在庫があり、また関東などの協力会社さんの支援によって首都権威ある今までのお取引先様に納品のお願いをしました。

 ところが、原発近くの商品だからという理由で、どんなに安全であっても取引を再開してもらえない。私が今回降りかかった諸処の出来事を、初めて実感した瞬間でした。

 今、いわきや福島は「復興バブル」というべき現象が一部市街地には起きています。建設現場の方々や原発避難者が市街地に宿泊し、町に飲食に出る。買い物もする。

一方、1次産業の方々は、大変苦しんでいます。私は先月東京の高井戸に「福島の郷土料理」の店をPRも兼ね出店しておりますが、お取引先の農家さんなどは今もって月800万~1,000万くらいの損害に苦しまれており、また相場の上下が激しくまったく資金繰りのめどの立たない農家さんや加工食品メーカーさんなども現実にはたくさんいます。

廣瀬(青森):私が所属する青森県物産協会は、県の外郭団体で、ある意味自治体側の人間であるわけですが、今日は震災後の被災地復興、観光地復興を願う「一みちのく人」として参加させていただきました。

青森は震災により、三沢、八戸地域がダメージを受けましたが、沿岸3県(岩手、宮城、福島)に比べるとその規模は小さく、現在では比較的復旧が進んでおります。しかしちょうど新幹線が昨年12/4に全線開業となり、JRさんと協働のデスティネーションキャンペーンも3月から始まったところでしたので、観光業のダメージは大きなものです。例年GW頃からは弘前をはじめとして「桜」見物のお客様が押し寄せますが、今年は対前年50%割れの観光地がほとんどの状態でした。

今日は宮城の方がいらっしゃらないので、ここで私が先週「松島」にボランティアに入った時の写真を皆さんにご覧いただこうと思います(7月中旬であってもまだがれきが残り、凄惨な状況を映し出す写真を回覧する)

復興に際して、個人的に思うことは、縦割り行政の弊害です。スピードが必要な時期に混乱し調整が必要な行政には多くを期待できないと思います。

その意味で私は自分の職業が、青森県の物産を百貨店さんやホテルさんなどに販売することですので、そのコネクションを活かし北東北で販路に困っている方々の商品をボランティアしてでも助けてあげたいと思っています。そのためには個人で活動しなければ、職務に対して迷惑をかけますので、NPOなどを立ちあげようと考えておりました。

 ちょうどそんな時、今回の取り組みをお聞きしたものですから、今後是非協働して何か取り組めればと思っています。

・「震災復興・支援」が急務であり、また伊豆と違いすぐ近くで知人や関係者から情報が入る現地の方は、「観光復興」と声だかに叫びづらいと思いますが、そのあたりはいかがお考えですか?又線引き面など難しい面がありますか?

高橋(盛岡) 盛岡でわんこ蕎麦屋の番頭をしております「東屋(あずまや)」の高橋です。

わんこ蕎麦は、本来普段の食事ではなく「大事なお客様をもてなす、ハレの日」のお料理ですから

大切なことは「おもてなしをする心」を持つことです。

その意味では蕎麦屋でありながら「観光業」にも足を踏み込ませていただいております。

震災以降お客様には「大丈夫なの?」とご心配のお声を頂戴します。又当東屋には被災された方々も多くお見えになります。我々といたしましては今回の震災は東日本全部の方が怖い思いをされたと思っておりますので、ある意味「「岩手」「東北」ではなく、東日本すべての方と同じ体験をした「仲間」として共感しよう」とスタッフとも話し合っております。

確かに観光と支援の線引きは難しいですが、今回の震災は範囲が広いものですから、場所によってその温度差がまちまちとなります。

ですので、先ほど山崎さんの鉛温泉の方のお話にもありましたが、まず内陸部にお立ち寄りいただきまして元気を頂戴し、内陸の人間が沿岸部の方を応援するといったことが大事だと思います。7

山崎:実は昨日パネリストの方同士の懇親会で様々なアイディアが生まれました。一例をあげますと、高橋さんのお仲間皆さんが盛岡で開催されている「全国わんこそば選手権」。これの予選的なものを「茶そば」を使い伊豆でやる。一方福島も「水蕎麦」など蕎麦のメッカですから福島予選をやる。どちらの件でもわんこ蕎麦、岩手のPRにつながりますし、また一方全国大会に出た暁には盛岡で、静岡の「茶そば」や福島の「水蕎麦」がPRされる。他にもいろんなアイディアが出ました。

私は「観光」と「復興支援」は分ける必要がないと思っています。その前に「現地に行ってほしい」

という思いだけが強くあります。私はメディア側の人間ですが、まだまだメディアは東北観光情報を出し渋っているといいますか、積極的になるには判断しきれていないのが現状です。

ですので「観光」と「復興」を線引きするのではなく、みんなで応援する。その応援には現地に気を使って「いかない」のではなく、「行くことが応援になる」ということをこれからも発信してゆきたいと思います。

・それでは会場にお集まりの伊豆の皆さんからどなたか震災後の状況をお話しいただけますでしょうか?

岸本さん(伊東:こころねオーナー)

震災後は正直まったくどうなるのか見通しがつきませんでした。当然ですが予約は殆どキャンセル、また計画停電もあり、鉄道も伊東線が熱海-伊東が4月中旬まで運休、踊子号もほとんど運行本数がない状態でしたので・・。

おかげさまで投函はGW以前から動き始め、現在はほぼ例年通りに回復しておりますが、今夏の予約状況は予断がつかない状況が続いています。

 ただ震災後当館独自に東北の地酒や梅酒、ジュースなどお客様に販売しておりますが、ものすごく売れています。時期的に応援してあげたい!というお気持ちも強いのでしょうが、美味しいということも欠かせないと思っています。やはり食は「美味しさ」がなくてはいけませんし、その意味では東北ブランドはいいものが多くありますので、これからも継続して取り扱いたいと思います。

 ただ当館でも扱いはじめはあまり売れなかったように、販売方法の工夫は必要だとは思います。

白井さん(伊豆長岡:アクアマリンオーナー)

私はホテル経営のほかに伊豆の地域づくりの取り組みや、その関係でこの震災後は東北の支援活動もしており、最近東北の方々とお会いする機会が急に増えました。

その中で感じる事は「なんだ、東北の人ってすばらしいじゃん!いいひとたちじゃん!」という事。

反面伊豆の人間には「もっと頑張らないとだめじゃん!」と喝を入れたくなっています。

ローマなどでは「この宿は¥○○○○円以上とってはいけない」とある程度ランク分けしてあります。ところは伊豆の現状は、普通の時¥10,000の宿が正月になると急に¥100,000になる。

こんな観光をやっていてはだめだと思います。

震災後の伊豆の宿泊業の状況ですが、その意味では震災前からダメなところは当然ダメ。震災前から頑張っているところはなんとか回復してきたというところでしょうか?

最近私は「参加して」「感動して」「楽しむ旅」という能動的な観光に伊豆を変えようと取り組んでいます。東北でもこの考えは通用すると思います。

問題は子供たちの心だと思います。

四倉に友達もいますが、現地の子供たちは集団疎開通学をしています。よその地区の学校に間借りをして、地元でないところに住む。子供たちの中には「もう学校に行くのが嫌だ」という声が多くなっています。

この子供たちの心をケアーする取り組みを伊豆でも今考えています。

【伊豆・東北観光地連携プロジェクト キックオフフォーラムレビュー ~山崎まゆみさん講演~】

山崎まゆみさん講演



旅館・リゾートホテル応援団 伊豆・箱根・熱海 他全国の温泉地、里山活性化を考えます

1.私は観光庁の初代長官の本保さんに当時から大変良くして頂いています。その本保さんからVIJITJAPAN大使(当時は“ようこそJAPAN大使”)に任命されたとき、良く言われていた言葉が、山崎さん「観光」という言葉は、その土地の「光」を外に発信すること。だから「楽しい」「嬉しい」「面白い」「わくわくする」こんな感情を大切にしようねと。

2.そんな感情を大切にしたいと思い、山崎まゆみが行くところは「なんか楽しいよね」「感動するよね!」といった「エンタティナー」性を大事にして取材・メディア活動をしています。

今日皆様の前でこうして浴衣姿でお話しさせていただくのも、皆様が観光に従事されているから

あえて楽しいお話にしたいなあとの想いからです。ご理解いただければ嬉しいです。

3.話は変わりますが、私は新潟長岡市出身です。ですので2004年におきた新潟中越沖地震の時感じたことが、今回の「震災後の東日本国内観光を考える」というテーマに参考になるかなあと思いお話しさせていただきます。

4.新潟の場合も、震災の後観光客は大幅に減りました。又お湯が増えた減ったなど様々なことがやはりありました。この時も全国の皆さんから支援を受け「がんばろう新潟」キャンペーンなどの取り組みをしましたが、観光客が戻ってくるまでには、半年以上の長い時間を必要としました。わたしはこれを「日本人の美徳、やさしさ」から起こるある意味やむを得ないことだと思っています。「現地の人が大変な時に遊びに行っては申し訳ない」こんな感情が大半ですから・・。

5.海外の場合はどうでしょう。私はスマトラ沖地震の後3か月後、大好きなタイのプーケットにすぐ状況を取材に行ってみました。するとどうでしょう。

最盛期ほどまでいかなくてもそこには多くのヨーロッパ観光客で賑わいを見せているプーケットがありました。海外の方は「私たちが大好きなプーケットが困っている。私たちは支援するために観光にきたのよ」

この発想の違いは国民性だと思いますが、今観光地の支援を国民の皆さんに考えていただけるのなら、やはり「遊びに来てもらうことが観光地の何よりの支援」だと思います。

3.11の震災後、そんな想いからメディアを通じて呼びかけさせていただいています。

6.震災の後新潟の温泉地が変化したあることがあります。それは「旅館や観光施設の横のネットワーク交流ができたこと」です。

伊豆の皆さんのネットワークを知らないままこのようなお話をすることは不謹慎かもしれませんが、これは全国的にいえる事です。

有名な温泉地さんほど横のつながりが希薄です。

これもある意味しょうがない現象なのですが・・・

なぜなら「有名な温泉地はお客さんがなんとか集まってしますからです(笑)」伊豆はいかがでしょうか?

7. それまでの新潟の温泉地は「隣が何をやっていてもわからない」関係が多く見受けられました。けれども震災以降「なんとかお客様に来てもらわなくっちゃいけない」となってはじめて。その新潟も変わりました。なぜでしょうか?

8.お客様が激減してから、新潟も何度もキャンペーンをやるようになりました。

「新潟に来てくださいキャンペーン」「がんばろう新潟キャンペーン」ほか、東京のアンテナショップでは何度も郷土料理をふるまったり、私も何度も故郷新潟の温泉がどんなに素晴らしいかのお話をさせていただきました。

これを殆どの方が、今回の伊豆・東北の皆さんと同じように手弁当でやるんですね。

するとそのうち変化が出てきました。

一緒に行動していくうちに、ぐんぐん皆さんが仲良くなっていくんですね。「同志」になるんです。

自分もその中にいたからこそ感じますが、震災という出来事が自分たちの身に降りかかって、初めて「自分の故郷」というものを考えるようになったからだと思います。

私自身もそうでしたから。

9..話は少し戻りますが、私が“ようこそJAPAN大使”に任命されていたとき、フランス国内で日仏の橋渡しをされていた、日仏文化センターの服部祐子(さちこ)さんという方がいらっしゃいます。震災の後服部さんのおかげで、「フランスで日本の温泉をPRしませんか?」というお話をいただきました。

その時この「横のネットワーク力」の素晴らしさを再度感じることになりました。

私はこのいただいたお話を全国の方にご紹介したんですけれども、ほとんど無反応でした。

その中で、予算もないのに積極的に「やってみようか!」と名乗りを上げたのは新潟県旅館組合の青年部だったのです。震これは、横のネットワークができていたおかげで、すぐに話が広がり相談ができ有志が集まったからなのです。その結果「雪国と温泉展」というイベントを行うことに成功しました。まだ、労力に見合う成果は少ししかでていませんが、新潟の「歴史」「文化」「ONSEN」をフランスの方にお伝えすることで、少しでも日本に行ってみよう、新潟に行ってみようというきっかけにはなるのではないかと思っています。

10.震災以降新潟も風評にさらされました。その結果多くのメディアに報道されました。

その時新潟の皆さんにあることをお伝えしました。

それは、今ほど「新潟・にいがた・NIIGATA」という文字が全国、世界に注目を浴びていることはないのではないでしょうか?

ですので、今どんどん新潟を売り込みましょうね!と。

11.もうひとつのお話を。

宮城県に「峩々温泉」さんという旅館があります。この若夫婦は3.11の三日前に結婚したばかりでした。岩盤の強いところに建っている温泉でしたが、やはり温泉の配管がところどころ破裂したり、とっても寒い時期で除雪が入らなかったりで、GWまで営業は休止されました。

ご自身がそんな状況の中、この新郎であるご主人は、石巻にある「小竹浜」への支援を始めます。

震災以前から、「山から海へ、海から山へ」という子供たちへの交換体験交流を行っていたという関係があったからですが、私も6月下旬にようやくお手伝いにゆくことができました。

これはそんな中でもご主人がバスをだし、小竹浜から43人のおじいちゃん、おばあちゃんを峩々温泉に招待し元気になって貰おうという取り組みを聞いたからです。

私は素人ですからなんのお手伝いもできなかったのですが、この時結婚したばかりのご夫婦がおっしゃられた言葉に感銘を受けました。

お二人はこうおっしゃいました「震災があってこうやって小竹浜のお手伝いが出来てよかった!」と。「昔お世話になった小竹を知っていたから、何かお役にたちたかった。」

顔が見えるからこそ生まれた支援ではないでしょうか?

                            峩々温泉のご主人と女将さんです


旅館・リゾートホテル応援団 伊豆・箱根・熱海 他全国の温泉地、里山活性化を考えます

12.「顔が見える支援」と「何もわからなくて義援金、募金」をするのでは全く違う。決して募金、義援金が悪いということではないのですが、やはり顔が見えるからこそ「やってよかった」

という気持ちになれる。

そう女将さんはおっしゃいました。

支援というのはやはり顔が見えてなんだなということを改めて思い直した瞬間でもありました。




13.又先々週には花巻の鉛温泉という湯治場に行ってきました。

最後にそこでのお話をもう一つ。

鉛温泉に来るお客様はほとんどが「大丈夫ですか?」といっていらっしゃるそうです。

実は私もそうだったんですが・・(笑

そんな私にご主人は、「まゆみさん、僕たちより沿岸部の方はもっと大変ですよ。ですから

どうか鉛にお見えになるときは、思いっきり楽しむようにしてください」と。

「沿岸部の方を支えるには僕たち内陸部の人間が元気でなければいけないんです。ですからもし支援するお気持ちがあれば、是非内陸部に遊びに来てほしい。そうすれば僕らが沿岸部の方を支援します」「支援するという言葉をよく聞きますが、できるなら“ブーム“になってほしくないです。ですので、できるだけ継続性のあることを考えたいのです。」とも

14.「顔を見てface to faceで」

「支援」という言葉は非常に難しい意味合いがありますので、できれば今日お集まりの、「行政がからまない民間だけの方々」で「伊豆と東北、お互いみんなで元気にしていこうよ!」という取り組みにしていっていただきたいと思います。

微力ですが私もメディアを通じて応援させていただきたいと思いますので、情報をどんどんください。

今日はこんな素晴らしいフォーラムにお呼びいただきまして、本当にありがとうございました。

これから一緒にがんばりましょう!