マリア -2ページ目

マリア 103

ねぇ マリア
僕らは繋いだ手をいつまでも強く握っていた
明日の約束も 明後日の約束も
二人はこれからもずっと一緒にいられるのに
僕らは繋いだ手をいつまでも強く握っていたね
離れる事はないと 二人が離れる必要はないと・・・
このまま朝が訪れず 時が止まってしまえば
僕らは何も悲しむことはない
この手で君の髪に触れて 唇を撫でて
温もりという優しさの中で僕は息をする
安らぎという時の中で二人はゆっくり息をする

マリア
僕らは朝が来るのを怖がって
一晩中 身体を寄せ合っていたね
二人が別々に犯してきた罪を洗い流すように
全てを許し合い 全てを愛し合うように

ねぇ マリア
もしも僕らが互いを失ってしまったら
もう一度あの空で あの星のように
共に輝いて いつまでも一緒にいよう

マリア

ねぇ マリア
僕が犯した過ちは この心に大きな足跡を残していく
君の心を悲しませてしまった事も
今日という一日を無駄に過ごしてしまった事も
全ては僕の犯した過ち
この狂った世界に生まれて 僕の心は傷み
耐えることだけで精一杯になってしまったんだ
後ろを振り向く事ばかりで 前を向く事すら出来ない
明るい未来を願う事よりも 僕の知らない過去を思い浮かべて
この苦しい現実から逃れようとしている

マリア
誰が悪いというわけじゃない
全ては僕が作ってしまった戒律に縛られている
世の中のせいにして 自らを正当化しようとしているんだ

ねぇ マリア
僕が見つめる真実の向こうに
幸福という光は満ちているのだろうか
僕は闇の中に佇む孤独になってはいないだろうか
愛や夢を剥ぎ取られてはいないだろうか
居場所すらなくし 誰の声も届かない場所で

マリア 101

ねぇ マリア
僕の思い描く愛は 全て幻という名の儚き夢なのかな
春の心地好さに揺れる風の中の二人も
青い空の下で海を眺める眩しい二人も
夕暮れ染まる黄昏の日々に佇む二人の陰も
白い景色にはしゃぐ無邪気な笑顔の二人も
全ては幻想の中の二人

マリア
僕の儚き夢は 全て消えてしまった
思い描く心さえ無くしてしまったんだ
この指で 肌で触れる感触さえも
全て消えてしまった
純粋で一途な想いも 無償の愛も
全て消えてしまった


ねぇ マリア
この瞳に映る現実と 脳裏に焼き付く肖像
どちらが僕の心を惑わすのだろうか
揺れ動く理性と感性の狭間で
僕は正気を保っていられるだろうか
拳の硬さの奥に潜む殺意の中で
僕は笑いながら 血を流すのだろうか

マリア
この狂った世界の中で 僕は今日も一人
暗く深い空間の真ん中に ぽつりと存在している
狂気という名の君の香りと色に浸りながら・・・

poisoned

誰か僕に薬をください。

とびっきり上等なブツをください。

思考回路がショートするくらいなブツをください。

痛くもあり、くすぐったくもあり、

可笑しくなることもあり、泣きたくなることもあり・・・

怒りたくなることもあり、時には涎を垂らすことも・・・

そんな上玉を僕にください。

気持ちいいこと沢山。

快楽万歳。

結合、いや、粘膜の融合。


愛とは狂気なり。


僕は君に中毒。

マリア

ねぇ マリア
会えない日々は僕らを孤独にしてしまうだろうか
この手で触れることが出来なくても
僕らは互いに温もりを感じることが出来るだろうか
いつでも君の中に僕はいるのだろうか

マリア
僕はいつでもどんな時にでも君を想っている
僕の中には君がいる
一人眠る時も 人ごみの中に佇む時も
全ての時は君と流れている

ねぇ マリア
僕の存在は君の心をどれだけ満たしているのだろうか
いつでもどんな時でも君の中に
僕はそう願っている

マリア

ねぇ マリア
怒りや悲しみ 僕の心を蝕む全てのものを
君は消してくれるだろうか
その温かい身体で 僕の冷えた心を癒してくれるだろうか

マリア
触れる肌の感触で 僕を導いておくれ
そして この狂った世の中から 僕を救っておくれ

マリア
心の呟きを聞いて 僕らはそっと瞳を閉じよう
僕らを悲しませるもの全てを遠ざけて 安らかに眠ろう
明日もまた 笑顔で向き合えるように

マリア

ねぇ マリア
この狂った世の中で 僕らは何を見つけられるのだろうか
僕は君を見つけ 君は僕を見つけ
全てはそこから始まるんだ
二人が今まで別々に歩んできた道の標は 全て消し去って
これからの二人を探しに行こう 二人だけの特別な世界へと

マリア
僕らは互いに抱える心の闇を拭い去る事が出来るだろうか
全てを許し 全てを委ね 全てを愛することが出来るだろうか
君が僕の真の愛を知ることが出来たなら
そこにひとつの永遠が生まれ 過去は無になり 未来が開く
君と僕との永遠の光 暖かい温もりの安らぎ
僕らはそこに全てを捧げ いつまでも生きていこう
そう 永遠に・・・

マリア

ねぇ マリア
僕の心を満たすもの それは君が持っている愛
それだけが僕に安らぎをくれる
この狂った世の中で 一人佇む時も
寂しさを抱えながら 一人眠る時も
僕の中には君がいて そっと瞳を閉じれば
いつでもそこには君がいる

マリア
たとえこの腕で君を抱くことができなくても
君の中に僕がいるのなら
僕の中にも君がいる
そう 二人はいつも一緒にいる・・・

マリア

ねぇ マリア
君をこの手で抱き締めて
全てを感じることができたなら
僕の心は光を浴びて
闇は遥か遠く彼方へ消える

その瞳も 

指も

唇も

心も

君の全てを感じていたい

僕が見つめる君の姿を いつまでもこの胸に焼き付けていたいんだ


マリア
僕が描く未来の園に君の笑顔が咲く
そう 僕は祈っている・・・

マリア

ねぇ マリア
独占欲が心を壊してしまったら
君への愛は形を変え歪んでしまう
僕は君の中に入り込んで全てを支配するんだ

マリア
心が壊れてしまったら
僕は君の目の前で自らこの命を絶つだろう
そうすれば君は僕の永遠になり きっと僕は君の永遠になる

でもね マリア
そこは決して二人が通ってはいけない道
僕らが歩む道の反対側にあるものなんだ

ねぇ マリア
僕の心を壊してしまうもの
それは裏切りと悲しみ そして僕と君との間にある全てのもの
さぁ マリア
二人を隔てるものを乗り越えて
いつまでも真っ直ぐな笑顔を見つめ合いながら生きていこう