人生の中で、出会いの宝庫だった。
まずは、大学時代。古びた校舎だった。
女の子で煙草を吸う人は、うちのクラスで私のみだったので、
私は目立った。
(あとで聞いた話では、他にもスモーカーはいたらしいが、学校内では禁煙していたらしい)
他の女子に「色目を使っている」みたいな事を言われたが、
私は、ただ、ただ煙草を吸いたいだけだった。
でも、喫煙所のおかげでいろいろな人と話せた。楽しかった。
次は病院。今年の二月に入院した時。やはり、喫煙所友達が出来た。
32条の事やいろいろな法律について、教えてもらったり、
楽しく愚痴をいい笑いあっていた。
私の一日は、六時の喫煙所開始とともに始まった。あの喫煙所は懐かしい。
そんな二つの思い出が交差した、喫煙所でした。