君去りし後(ハワード・オールデン/アナト・コーエン) | 今日の一曲

今日の一曲

これまでに出会った心に残る曲を一日一曲選びます。貴方の思い出などありましたら教えてください。

Howard Alden & Anat Cohen - After You've Gone"

Recorded : Bargemusic, Brooklyn, New York, August 7, 2008 

’75年生まれのアナト・コーエンはイスラエル出身のクラリネット、サックス奏者で、ニューヨークを拠点に活動しています。数々の賞も受賞しているそうです。
ハワード・オールデンは’58年にカルフォルニア、ニューポートで生まれ4弦、6弦、そして’92年からは7弦ギターを演奏しています。
彼はコンコード・レーベルから沢山リーダー・アルバムを出しています・
両者とも洗練されたスイング・スタイルのハードで陽気なデュオを聴かせます。
演奏は、ブルックリン橋の下に停泊している船上のホールでのライブのようです。

国立科学博物館は所蔵品を維持管理するために一定の温度や湿度を保つための空調設備が必要ですがエネルギー価格の上昇や諸経費の上昇を受けて維持管理費が急激に不足してきたため、クラウド・ファンディングで1億円を募ったところ、わずか9時間で目標を達成した、というニュースがありました。日本国民の文化に対する意識の高さに改めて敬意を表します。
一方で、国立の博物館なのに、なぜ国が不足する費用を補填せず、国民から寄付を仰がなければならないのか疑問が湧きました。
ニュースの解説を読むと、’90年代の橋本政権下の緊縮財政の一環で国の機関であっても国の責任を一定限度に抑え民間に運営を任せる「独立行政法人制度」というものを作ったようです。
従って運営上緊急事態にあっても国は事態の改善に財政的支援をする必要は無いのだそうです。
国立科学博物館には自然物や科学技術の産物などの「モノ」が452万点を超える貴重なコレクションとして保管されています。

当然ながらこれらの「モノ」は我々国民の財産です。こんな大切な「モノ」を国が支出をケチって国民から寄付を仰がなければならないほど、日本という国は落ちぶれてしまったと思うと情けなくなります。

所轄官庁及び財務省や日本政府から国民に対してお詫びや改善提案がなされてしかるべきだと思います。

 

 

以前書いたこの曲の記事はこちらです。