Art Tatum - Indiana
Art Tatum (p)
Recorded : Los Angles, July 26, 1940
1909年生まれのアート・テイタム、先天的な白内障のため、片目だけわずかながら視力があるだけの視覚障碍者でしたが、超絶技巧のピアノで、オスカー・ピーターソンを始め多くの後輩に多大な影響を与えます。
当時都会に出てきたばかりで、ナイトクラブの厨房で皿洗いをしていたチャーリー・パーカーも厨房の入り口で彼のピアノをじっと聴いていたそうです。
彼の演奏を聴きに来たクラシックの巨匠ホロヴィッツ、トスカニーニ、ギーゼキングなども仰天したといいますから生で聴けたらきっと素晴らしかったと思います。
インディアナは沢山のヴァージョンが吹き込まれていますが、僕はややゆったりとしたテンポの初期のものと思われるこの演奏が好きです。
併せて後年、スラム・スチュワートのベースも入った、かなりアップ・テンポの演奏もアップします。
Art Tatum (piano)
Everett Barksdale (guitar)
Slam Stewart (bass)
Recorded : 1952
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