イン・ア・センチメンタル・ムード(ビル・エヴァンス) | 今日の一曲

今日の一曲

これまでに出会った心に残る曲を一日一曲選びます。貴方の思い出などありましたら教えてください。

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In a Sentimental Mood - Bill Evans

 

 
Bill Evans, piano
Chuck Israels, bass
Larry Bunker, drums
 
Recorded : "Shelly's Manne-Hole", Hollywood, CA, May 19, 1963
Album : Time Remembered
 
ビル・エヴァンスはこの曲を何度も録音しています。メランコリックな曲ですが、雰囲気は年代によって随分違います。その辺のところを今日は聞いてみたいと思います。
まずは’63年のもの。スコット・ラファロの死からまだ十分に立ち直っていない頃で、演奏にもそんな影があると言われていますが、どうも僕にはその辺のところはよく分かりません。で出しは確かにややノリが悪いようですが、ソロが進むうちに調子が上がってきます。
ライブ録音のようですが、ライブ感はあまり伝わってきません。
 
以前書いたこの曲の記事はこちらです。
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Bill Evans, piano
Eddie Gomez, bass
Philly Joe Jones, drums
 
Recorded : "Village Vanguard", NYC, August 17 & 18, 1967
Album : California, Here I Come
 
次は’67年のヴィレッジ・ヴァンガードでのライブ録音で、ドラムにフィリー・ジョー・ジョーンズが入っているせいか、いつになく元気いっぱいのビル・エヴァンスです。
 
 
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Bill Evans, piano
Eddie Gomez, bass
 
Recorded : "Montreux Jazz Festival", "Casino De Montreux", Switzerland, July 20, 1975
Album : Eloquence
 
最後は’75年のモンタレー・ジャズ・フェスティヴァルでの演奏で、ビル・エヴァンスの死後ファンタジーが未発表のエディ・ゴメスとのデュオを中心に集めたアルバムの一曲です。
彼のアルバムとしては、あまり人気がないアルバムですが、この曲で彼の演奏を聴いたのがこのアルバムが初めてだったこともあり、僕の中ではかなり印象が強く、僕にとってはこの演奏がベストです。