ドラマ 『今際の国のアリス(シーズン1、2)』 | 福玉本舗〜ノンジロウのブログ〜

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 【優秀な弟と比較され続け、人生に意味を見出せず鬱々とした日々を送るアリス。唯一の心のよりどころである親友のチョータとカルベと渋谷に繰り出した矢先、突然の閃光と共に街は無人と化す。不安を感じつつつも、誰もいない解放感にはしゃぐ3人。しかしそこは、様々な““げぇむ””をクリアしなければ生き残ることができない“今際の国”だった…。持ち前の観察力と判断力を発揮していくアリスは、仲間を作らずたった一人で“げぇむ”に挑み続けるクライマーのウサギと出会う。命を懸けるというかつてない体験を通し彼らは、「生きること」に正面から向き合うこととなる。(filmarksあらすじより)】

 Netflixsで視聴。

 原作は少年サンデーに連載されていた漫画です。監督は『GANTZ』や『キングダム』などの佐藤信介。
 配信された当時は世界約40カ国・地域で総合TOP10入りを果たし、「日本発の実写オリジナルの中で過去最大ヒットを記録」したそうです。

 いわゆる“デスゲーム”ものでゲームに生き残った者には“ビザ”が配給され、その“ビザ”が切れるまでに次のゲームに参加して生き残り、新たな“ビザ”を手に入れなければなりません。
 ゲームには体力勝負、頭脳戦、心理戦、チームワーク戦の4種類のカテゴリーがあります。敗者や“ビザ”が切れた者は上空から発射されたレーザービームで脳天を撃ち抜かれて殺されます。
 
 舞台はほぼ誰もいなくなった東京なんですが、冒頭の渋谷の交差点のシーンは栃木県足利市に大規模なオープンセットを作って撮影されたようです。
 CGも多様されているんですが、映画並みにクオリティーが高くて映像的にはその辺の邦画は軽く超えてましたね。
 肉弾戦、銃撃戦、カーチェイスなどアクションもかなり見応えありました。特にシーズン2になってからはスケール感が一層アップし、敵キャラもパワーアップして一層おもしろくなりましたね。

 キャスティングは主人公アリス役の山崎賢人をはじめ土屋太鳳、村上虹郎、金子ノブアキ、三吉彩花、磯村勇斗、仲里依紗、佐津川愛美、橋本じゅんなどのほか、僕なんか名前も知らない若手のいい俳優がたくさん出てましたね。
 土屋太鳳は今作では優れた身体能力を遺憾無く発揮していて、やっぱこの人はアクションやらすと一番輝くなと再認識しました。
 あと特筆すべきはシーズン2で敵役で出てくる山下智久。全てのシーンを真っ裸で出てくるんですが、恐ろしく鍛え上られた肉体と眼光の鋭い整った顔だちでオーラが半端なかったですね。圧倒的なカリスマ性を放ってました。

 一体誰がこのゲームを主催してるのか?というのがいちばんの謎なんですが、無人の東京(シーズン2ではビル群が植物に覆われていきます)はどういうことなのか?天空から発射されるレーザービームなど現代の科学力では不可能な描写が多々あるんですね。
 僕は宇宙人や未来人の関与かと思ったんですが、最終話できちんと否定されてました。では真相はなんなのか?なんですが、個人的には「ああ、そういう発想があるのか」って感じで割とすんなり受け入れられました。
 
 まあ、厳密にいえば色々ツッコミどころもあるんですが、日本制作でのドラマでここまでのものが制作されたことに大満足です。韓国ドラマにも全然引けを取らないと思います。
 シーズン3の制作が決定してますね。一応2で綺麗に完結はしてるんでどういう内容になるのかは分かりませんが楽しみです。