【高校卒業を目前に控えた女子高生殺し屋2人組のちさととまひろ。組織に委託された人殺し以外、何もしてこなかった彼女たちは、高校を卒業したらオモテの顔として社会人をしなければならない現実を前に、途方に暮れていた。2人は組織からルームシェアを命じられ、コミュ障のまひろは、バイトもそつなくこなすちさとに嫉妬し、2人の仲も徐々に険悪となっていった。殺し屋の仕事は相変わらず忙しく、ヤクザから恨みを買ったことから面倒なことに巻き込まれてしまい……。(映画.comあらすじより)】
2021年公開。
Netflixで鑑賞。
3ヶ月ほど前の紹介した映画「黄龍の村」の記事で監督の阪元裕吾さんのことを「アクション映画の新星」と評したんですが、今作の「ベイビーわるきゅーれ」もその阪元監督の作品です。
「黄龍の村」よりもアクションシーンが多くて、より阪元監督の手腕が発揮されてます。
『ジョン・ウィック』のような殺し屋業界なるものが存在して、そこに所属している女子高生殺し屋2人組のちさととまひろ。高校卒業を機に組織の寮を出てアパート暮らしとバイトを始めることになります。
殺し屋としてはプロだが、一般的な社会知識や生活能力は著しく乏しい2人。ちさとの方は明るくて社交的なんですが、まひろの方はちさと以外の人間とはまともに喋れないコミュ障で面接も落ちまくり。
殺し屋としての仕事の合間に2人のゆるーい日常生活が描かれてます。
この2人の会話のテンションやテンポが妙にリアルな感じがありましたね。
今作の最大の見どころはまひろ役の伊澤彩織のアクションですね。
伊澤さんは女優にしてスタントパフォーマー(スタントマン)で『キングダム』、『るろうに剣心 最終章 The Final / The Beginning』、『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』などにスタントで参加してます。
映画の随所に見られるアクションが本当に切れ切れで、さらに演出も斬新で新鮮なアクションが楽しめました。
今作は続編もすでに公開されていて、今年の秋に3作目も公開予定されていて、さらに同じく今年の秋にテレ東で連続ドラマ化も決定してます。
今後も注目の作品です。
ちなみに阪元監督のショートムービーが上がってましたので貼っておきます。阪元作品の雰囲気がわかってもらえるかと思います。伊澤彩織さんは5分過ぎから出てきます。