映画 『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』 | 福玉本舗〜ノンジロウのブログ〜

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【昭和31年。鬼太郎の父であるかつての目玉おやじは、行方不明の妻を捜して哭倉村へやって来る。その村は、日本の政財界を裏で牛耳る龍賀一族が支配していた。血液銀行に勤める水木は、一族の当主の死の弔いを建前に密命を背負って村を訪れ、鬼太郎の父と出会う。当主の後継をめぐって醜い争いが繰り広げられる中、村の神社で一族の者が惨殺される事件が発生。それは恐ろしい怪奇の連鎖の始まりだった。(映画.comあらすじより)】

 2023年公開作品。
 Amazonプライムで鑑賞。

 山奥にある哭倉(なくら)村。その村を牛耳る政財界に影響力を持つ龍賀一族の当主の死。跡目争いに伴う連続殺人事件。何人も立ち入ってはならない禁域の島など「犬神家の一族」や「八つ墓村」など横溝テイスト満載の不気味な世界観に早速引き込まれました。

 鬼太郎の父親と母親の切ないエピソードや鬼太郎がいかにして生まれてきたかが描かれていて興味深い内容でした。

 ラストの方でちょっとグッとくるシーンもあってプロットとしてはおもしろいんですが、ただ絵柄が個人的にはイマイチでした。テレビシリーズの最新作に準じたキャラデザインでポップ過ぎて馴染みにくかったですね。
 少し前に深夜アニメで放送していた「墓場鬼太郎」が原作そっくりの絵柄でとても雰囲気があったんで、そっちの絵柄でやってほしかったですね。
 特に龍賀家の長女の乙米というキャラは多分50代くらいの設定だと思うんですが、普通の女の子の顔にほうれい線だけ描き足したようなデザインでもうちょっとどうにかならないのかと思いましたね。 

 絵柄とかにこだわらないなら映画サイトでも評価高いし、又吉直樹や岡田斗司夫など著名人もYouTube等で絶賛してて楽しめる作品だと思います。