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【マルチバースを自由に移動できるようになった世界。マイルスは久々に姿を現したグウェンに導かれ、あるユニバースを訪れる。そこにはスパイダーマン2099ことミゲル・オハラやピーター・B・パーカーら、さまざまなユニバースから選ばれたスパイダーマンたちが集結していた。愛する人と世界を同時に救うことができないというスパイダーマンの哀しき運命を突きつけられるマイルスだったが、それでも両方を守り抜くことを誓う。しかし運命を変えようとする彼の前に無数のスパイダーマンが立ちはだかり、スパイダーマン同士の戦いが幕を開ける。(映画.comより)】
ブルーレイで視聴。
2023年に公開された作品です。
前作で今までにない映像表現に魅了されまくったんですが、今作はさらに密度とクオリティをあげていて、ただただ圧倒されまくりの140分でした。
「全てを前作の1000倍にする。それが司令だった」
ブルーレイには収録されているメイキングの中でスタッフがそう語ってました。
今作には約1000人のスタッフが関わってるんですが、そのうち800人がモデリングから仕上げまで任されている視覚効果スタッフということで、あれだけの映像を作るためにはそれくらいの人数が必要なのかと納得しました。
主人公のマイルスのスパイダースーツだけでも約150パターンデザインしたみたいです。
今作でも新しいキャラが何人も登場するんですが、一番すごいなと思ったのがスパイダーウーマンのジェシカですね。顔がかなり露出してる衣装でボリュームのあるアフロを靡かせてバイクを駆る姿がかっこいいんですが、妊娠してお腹が膨らんでるんですね。こういう発想は日本の作品ではなかなかないですね。
インド人のスパイダーマンやギターを武器に戦うイギリス人のスパイダーマンもカッコよかったですね。レゴの世界のスパイダーマンも出てきます。
あとヒロインのグゥエンが前作から引き続き登場してるんですが、今作では父親との関係など彼女の辛すぎる過去と成長も丁寧に描かれてます。
背景ではインドのスパイダーマンの世界の都市デザインがかなりよかったですね。
心理描写を背景の表現とリンクさせていたりする演出もよくできてましたね。
街の看板やポスター、Tシャツのデザインなど細かい部分にもスタッフの遊び心が満載で楽しかったです。
アクションシーンのスピード感も半端なかったですね。本当に今まで見たことのない映像表現がぎっしりですべてのシーンが絵になりますね。
とにかく映像だけでいえば今まで見たアニメ作品の中ではダントツ1番です。
今作は次作の「スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース」とセットなので話は完全に途中で終わってます。なのでストーリー面に関しては今回はスルーします。