ドラマ 『沈黙の艦隊』 | 福玉本舗〜ノンジロウのブログ〜

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 【海上自衛隊の潜水艦が米原潜に衝突して沈没する事故が発生。潜水艦の艦長・海江田四郎を含む乗員全員が死亡とされたが、実はその事故は日米が極秘裏に建造した日本初の高性能原子力潜水艦「シーバット」に彼らを乗務させるための偽装工作だった。ところが、海江田はシーバットに核ミサイルを搭載すると突如反乱を起こし、逃亡。海江田を元首とする独立戦闘国家「やまと」と名乗りを上げる。アメリカはやまとを核テロリストと認定して撃沈を図り、海自ディーゼル艦「たつなみ」はそれよりも先にやまとを捕らえようと追跡を開始する。そして、たつなみ艦長の深町洋は海江田に対し並々ならぬ感情を抱いていた。(映画.comより)】

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 かわぐちかいじの名作コミック「沈黙の艦隊」をドラマ化したものです。原作は未読です。
 原作は単行本で全32巻なんですが、今シーズンでは東京湾での米艦隊相手の戦いまでを描いてます。

 アメリカ資本のスタジオで、しかも防衛省全面協力ということもあって映像的にはなかなか見応えありました。
 ストーリー的にも現実にはアメリカの顔色ばっかり窺ってる日本ですが、今作では大統領相手にきっちりと対等に物を言う場面が何箇所かあって、それがなかなかの爽快感がありました。

 俳優陣も大沢たかお、玉木宏、上戸彩、ユースケ・サンタマリア、中村倫也、笹野高史、夏川結衣、江口洋介らと豪華なキャスティングで、それぞれいい味を出してましたね。

 不満点を挙げるならば、海江田四郎が独立国家を宣言して、結構あっさりと日本政府もそれを認めるんですが、個人的に独立国家成立の条件などを知らなくて「こんなに簡単に国って作れるの」って感じました。その辺ちょっと説明が欲しかったですね。

 あと「やまと(シーバット)」の乗組員たちが、なぜ海江田の計画に賛同したのか、海江田との絆みたいなものが描かれてたらよかったかと思いました。

 原作が30年近く前の作品ということもあって、ドラマ化にあたって色々と変更してるみたいですね。ただ原作のかわぐちかいじさんも十分納得されてるようで原作ファンにも概ね高評価のようです。

 まあ、ツッコミどころもあるにはあるんですが、十分おもしろかったです。ぜひシーズン2も制作してほしいですね。