ご寵愛をうけるのは… | あなたの花を咲かせる『花咲style』

あなたの花を咲かせる『花咲style』

理屈がわかっていても感情のコントロールができない時はありませんか?
  心の漢方薬のようなカウンセリングでパートナーや家族、
  関わる周囲の理想の人間関係を築き、幸せを創造する方法を
  お伝えしています。

こんにちは、名古屋 幸福力アップで夫の浮気解決をアドバイスする山田すみれです。 

今朝は、3ヶ月後のあなたを愛され妻にするカウンセラー 八馬ゆみさんの記事『1000年前からみんな苦しんでいた』 から、まだ恋に恋していた頃、源氏と源氏を取り巻く様々な姫君達の壮大な恋物語に胸を熱くしながら、1000年昔も恋する人の感情って同じなんだなとしみじみ思った事を懐かしく思い出しました。


夫婦問題の渦中で苦しんでいて『源氏物語』を楽しむ遊び心など持てなかった頃、秋の夜長に『蜻蛉日記』にはまったことがありました。女流日記のさきがけとされ『源氏物語』はじめ多くの文学に影響を与えたといわれる『蜻蛉日記』は自らの心情と結婚生活を客観的に描いています。


一夫多妻制の通い婚の時代、美人で才媛と噂の作者は、上流貴族の夫(兼家)から熱烈な求婚を受け結婚します。兼家のもう一人の妻である時姫との競争、次々にできる妻妾に苦しみ、夫の愛を求めしおらしい手紙を送る。しかし、折角訪れた夫に、嫌がらせと不満・嫌味たらたらで夫をうんざりさせ徐々に夫は遠のいていきます。


夫(兼家)は美しく才能にあふれる作者に一目措き、次々に現れる他の妻たちとは違う感情を抱きながらも疎遠になっていきます。一方、正室である時姫は最終的には兼家の本邸に迎えられ3男2女を産み、長女は天皇家に入内するという栄誉と幸せを得ます。


折角の訪れにプライドが高く素直にはなれない、仲良くしたいと願い、夫からの『愛』を求めながら、どんなにつらい思いををしているか心中察して・・・とばかりに相手を責めその結果夫をますます遠ざけていく作者に自分が重なり、


無邪気に訪れを喜び、夫が心から安らげる居心地のよい家を守り『愛』を与え幸福を掴んでいく時姫の姿に衝撃を覚えました。『蜻蛉日記』は私に冷静さを呼び覚ましてくれた大切な一冊です。

1000年昔もご寵愛を受けるのは、愛を欲しがる人ではなく、愛を与える人なのですね。


読んで下さりありがとうございました。皆様にも幸福が伝染しますように。


名古屋 幸福力アップで夫の浮気解決をアドバイスする山田すみれ