温泉に興味を持ち出すと温泉の性質も知りたくなります。
連休には、温泉めぐりをする人も多いことでしょう。
天然かけ流し温泉など人気のある温泉です。
どうせ温泉に入るなら大自然の恵みから生まれたままの天然の温泉を楽しみ
たいですね。
それこそが本物の温泉なんだといったようなこだわり派にとっては気になるポイ
ントです。
日本全国には星の数ほどの温泉地がありますが、すべてが純粋な天然温泉と
いうわけではありません。
温泉に水道水や入浴剤をブレンドしている施設もあります。
日本ではその旨をしっかりと明記してあれば温泉として認められています。
一概に天然温泉が素晴らしくそれ以外の温泉が良くないというわけではなくそ
れぞれの楽しみ方があります。
自然の温泉をできるだけ本来の姿で味わうためには「かけ流し(かけながし)」
という方法が適しています。
かけ流しというのは温泉の給湯・排水方式の一つで温泉を湯船に注ぎ続け浴
槽から溢れたお湯はそのまま捨てて再利用しないというやり方です。
放流式とも呼ばれます。
また「循環風呂」と言われる方法は、湯船から溢れたお湯は捨てずに循環ろ過
装置を通して汚れを取り除きます。
塩素系の消毒剤を入れて洗浄した後、温泉として再び利用されます。
大量の湯量を安定的に運用するのに適した方法です。
昔は今ほど技術が進歩していなかったので、温泉と言えばほとんどがかけ流し
でした。
循環風呂であった場合でも、両者が差別化されることはそれほどありませんで
した。
そこまで大きな違いがあるとは思われていなかったのです。
かけ流しが見直されるきっかけになったのは、2000年前半に問題となった循環
風呂でのレジオネラ菌繁殖による事故です。
当時の循環風呂は衛生面での配慮が不十分だったのです。
かけ流しの場合ですと、新しいお湯が次々と使われることになるので細菌の温
床にはなりにくくその安全面が評価されて大きく見直されることになったので
す。
また、新しいお湯が次々と注がれるということは、温泉の鮮度が高いということ
であります。
成分の劣化が少なくて温泉本来の姿が保たれているということで人気がありま
す。
現在では、循環風呂も衛生面には気を使うようになったのでこのような問題は
起こりにくくなっています。