また、ちょっと昔の話です。
娘が15歳(中3)、息子が11歳(小5)の頃までは
アキラさんと一緒に暮らしていました。
息子は幼児の頃から
よく笑い、よくしゃべり、よく身体を動かし、リズム感が良く、
素直で、表情豊かで、感情豊かで、友達が多い
といった『陽キャ』な子供でした。
一方、アキラさんは昔から物静かで
友達と遊ぶよりは本を読むことが好きな
おとなしい子供でした。
息子はアキラさんと正反対の性質ですが、
親子(しかも同性)なので似たところもあります。
それは顔のつくりと、映画が好きなことと、寝起きが悪いこと。
(ツナも寝起きが悪いですが)
息子はアキラさんにとても懐いていて、
アキラさんは息子の事をとても気に入っていました。
「旦那さんはアスペルガー ウチのパパってなんかヘン!?」より
アキラさんは
自分に似たところがある息子が
自分にはない性質を持っている
ということが嬉しかったのかな?と思います。
(あくまで私の見立てですが)
だからなのか、息子に対して甘やかし放題でした。
一言欲しいと言ったものはその場で買い与えていました。
(これは、アキラさんが父親からそのように育てられたということも影響しています)
ASDの人は、
自己と他者を同一視することがあるといいます。
アキラさんにとって息子は
自分と≒(ニアリーイコール)なのかな、と思います。
自分とニアリーイコールの存在だと思ってるから、
息子の写真や情報をオープンにすることに疑問を持たず、
私ツナが止めても聞き入れなかったのかもしれません。
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2011年に別居した後、
息子は中3の夏休み前まで、毎週末アキラさんの家に泊まりに行っていました。
息子にとっては
ゲームしたり映画のビデオを見たりして
学校でのストレスを全部忘れてリセットするために有益な時間でした。
アキラさんにとっては
ニアリーイコールの存在である息子と
水入らずでまったり過ごせる癒しの時間でした。
妻(ツナ)という “息子にああしろ、こうしろ、と言うウザイ存在” が無く、
『父親』や『夫』という役割が無い状態で、
息子と自由に過ごせた時間は、ただただ楽しいものだったようです。
だから、その時期(&幼児期)の記憶が
アキラさんにとって
息子との記憶の多くを占めているように思います。
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息子は、中3の夏休みから
高校受験の準備のために
アキラさんの家に行くのを自主的にやめました。
高校生になったら、またアキラさんの家に泊まりに行くのだろう、
それは別にかまわないと
私ツナは思っていました。