ヒステリシス - WikiPedia
ヒステリシス (Hysteresis) とは、ある系(主に物理系)の状態が、現在加えられている力だけでなく、過去に加わった力に依存して変化すること。(強調文字は当ブログによる)
別な言い方をすると、「加える力を最初の状態のときと同じに戻しても、状態が完全には戻らないこと」を指す。
Hysteresis の語は古典ギリシア語で 「不足・不備」を意味する ὑστέρησις hysterēsis から生まれた。
ヒステリシスカーブ、或いはヒステリシスループ
鉄に外から磁力を加えて磁化したときどのように変化するか
ヒステリシス現象を表したグラフを説明する
1. 最初は磁力0で、グラフの原点に相当する
2. この鉄に磁力を加えると、原点から右上に伸びる曲線のように磁力が増加し
やがて限界値を迎えるとそれ以上磁力は増えなくなる(右上)
3. こんどは同じ大きさで逆向きの磁力を加えてみる
上ってきたカーブを逆向きにたどり最初のゼロへ戻りそうに思うが
実際はそうならずにグラフの左側の曲線のように下り
やがて反対側の限界点へ達する(左下のポイント)
4. もう一度反転して(最初と同じ向きに)磁力を加えると
今度は右側のカーブを上るように変化し、再び右上の限界点へ到達する
以降は何度やっても外周のループを回るように変化し原点には戻らない
だがこれを原点に戻しゼロにしてやる方法がある
消磁 - WikiPwdia
消磁(しょうじ、en:Degaussing)とは、不必要な磁性を減少、または除去する処理。
一つは反転を繰り返す信号波形、つまり交流を使う方法
マグネットの着磁と消磁
今では懐かしい(?)オーディオテープがこの方法で音(記録された磁気)を消していた
図の左上のような波形を電磁石に加える、するとテープは移動しているので、テープからみた磁気の強さは右上の波形のような形で変化する
結果、ヒステリシス曲線はどうなるか
Hysteresefamilie
Principles of Magnetism and Stray Currents in Rotating Machinery
波形の減衰に合わせてヒステリシスループは螺旋を描くように縮小して行き
最後にはゼロへと至る
そして、もう一つは熱エネルギーを使う方法、こちらも当然ゼロに戻すことが出来る
(これは今後、別記事内で触れるつもり)
~ ~ ~
さて、私は一体何を言いたいのでしょう (^-^)
自然界には同じ大きさで反対のものをぶつければ相殺されて無くなる
というような単純な物だけではなく、別の働きもあるということ
単純にネガティブ VS ポジティブ、 プラス VS マイナス、ばかりで考えていても、見えない事があると言うこと
これってもの凄いヒントになったりしませんか?
同じ事の繰り返し、抜け出すことのできないループにハマっているように思えても
ほんの少し何かを変えてやることで、一気に事態は縮小、収束(終息)
スゲー ヽ(^Д^)ノ
Φの収束 フィボナッチ数を紹介した記事内のビデオより
人は同じ過ちを繰り返す、何度も何度でも
けれどもそれを終わらせるのにかかる時間は、驚くほどに短い
繰り返して来たのと同じだけの時間が必要だ、と悲観する必要は無い
のだよ (^_^)v
木村弓 いつも何度でも (埋め込み未許可)
Nataliya Gudziy いつも何度でも
この方はウクライナ人だそうです、楽器はバンドゥーラ
この曲の歌詞はスゴイねぇ
普通はこんな言葉出て来ませんって (iДi)
御神託かよ!っと思わずツッコミたくなります (*^ー^)ノ
おまけ
ナターシャさんからのメッセージです(演奏の前に語った言葉)