流鉄流山線 今昔物語5 | きゅうの鉄道写真館

きゅうの鉄道写真館

きゅうの休憩室から鉄道関係を移設しました。
ドールに興味のない方はこちらで。

 


1 坂川を渡る流星


こんにちは。
本日は鰭ヶ崎へご案内します。



2 路線図


3 施設概要


鰭ヶ崎は小金城趾から0.8kmほど、
途中 坂川を渡ります。
なお今回も例によって地図・航空写真は
国土地理院の閲覧システムからコピーし
加工・使用させていただきました。




4 5 鰭ヶ崎(ひれがさき)駅


駅前の白ポスト(有害図書回収ポスト)を
久しぶりに見たなと思ってよく見たら、
図書館の返却用でした。
間違えてエロまんが週刊誌を入れる人
けっこういるのでは?
というジョークが通じる人は昭和生れ。


6 さくら 馬橋行き


それでは小金城趾に戻って
沿線を歩いてみます。



7 若葉

8 さくら



9 10 流星
流山線の沿線は宅地化が進み、引きが
取れる場所は少なくなりました。
ここは新坂川ごしにサイドぎみに撮れる
貴重な(?)ポイントです。


11 14号踏切
線路脇から列車交換や反対方向も
撮りやすいのでよく行く場所です。



12 四十数年前の同じ場所





13 14 ズームアップ
同じ写真のトリミングですが…
橋上駅舎は無く駅ビルの2階に事務所と
出改札がありました。



15 空撮 S50.1.11


黄色の丸印は14号踏切です。
新坂川の橋の位置が現在と異なるのが
判ります。
改修工事で川の水が抜かれています。


川のこっち側からは橋を渡り土手を歩き
(写真14)踏切を渡ってぐるっとまわり
駅ビル2階から跨線橋を通りホームへ…
と大変な大回りをしなければなりません。
14号踏切の所に「線路内立入り禁止」
(近道するな)と書いてあるのは
そのころの名残でしょう。


橋上駅舎になったのは跨線橋から直接川を
渡る通路ができた時だったと思います。



16 モハ1001
地盤調査のやぐらが見えます。
この写真では坂川の水門を閉じて
新坂川のほうへ水を落としています。



17 モハ1002
改修前の坂川鉄橋を渡っています。
鉄橋は18m級の電車よりも短い。




18 19 河川の交差点


同じ場所を同じ角度で見たところです。
鉄橋は20m級2両よりも長くなりました。
現在は坂川側にあった可動堰を廃止し
新坂川にゴム堰(ラバーダム)を設置、
ポンプで揚水しています。
(通常は新坂川の方が水位が高い)


20 新坂川方向を見る


21 水が止まってるとき



22 空撮 R1.6.26


現在の様子です。(黄色い丸が14号踏切)
写真15と比べると変化が判ります。
川幅が広くなったのには理由があり、
以前の農業用水から利根川と江戸川を
結ぶ放水路に役割が変わったためです。



23 北千葉導水路(利根下HPより)
総延長28.5kmのうち6.3kmが坂川です。
水害を防いだり、江戸川の渇水対策、
手賀沼の浄化(利根川の水で薄める)
が目的で建設されました。


24 手賀沼のポンプ場


25 坂川の新しい水源(地下水路の出口)


この少し下流に鉄橋地点とは別の
もうひとつの河川の交差点があり、
農業用水の坂川(導水路ができる前の)
は柏市のほうから延々と続いてきます。


ちょっと脱線(話が!)しましたが
川の流れと電車の組合せでは
轟々と流れたり、水鏡になったり
底が見えるほどの時もあったりと
いろんな角度で撮影が楽しめます。



26 流星


27 さくら



28 ドール鉄



29 ネコ鉄



30 ドール鉄
子どもは電車が好きだ。
写真28 29の位置から後ろを向くと
こんな景色になります。
鰭ヶ崎と小金城趾の真ん中くらい。



31 流星
ズームアップするとこんな感じです。
電車は鰭ヶ崎に停車中。
発車してから警報機が鳴りだします。
最高速度55km/hなので大丈夫。


32 へろへろ線路
陽炎のせいではありません。
実際にこんな感じです。
運転士の後ろから前方展望を撮ろうと
カメラを構えるとブレないようにする
のがなかなか難しいのです。



33 若葉
同じ踏切を反対側から



34 若葉




35 36 流馬
草が伸びると側溝は見えなくなります。


37 初代 流星
このあたりは民家が線路沿いにせまり
プライバシーが写りこまないように
気をつかいます。



38 ネコ鉄



39 墳泥
継ぎ目を左右でずらしたり
工夫はしているんですけど…
ぼよんぼよん、よく弾みます。


40 かわせみ



41 鰭ヶ崎
短い距離なので、あっという間に
鰭ヶ崎駅に着きました。



ところで鰭ヶ崎(ひれがさき)という
地名ですがあまり他所で聞きません。
その由来を調べてみると、駅からすぐ
近くの東福寺に言伝えがありました。



42 ものすごく急な階段


43 見下ろすと足がすくむ
手すりにつかまらないと怖くて
降りることができません。


44 東福寺
弘法大師が彫った薬師如来がご本尊。
池の中から現れた龍が差し出した霊木
を使ったといい、そのとき龍がヒレの
先を落としていったので鰭ヶ崎の地名
の由来となった、というものです。
お大師さんは日本中に現れたことに
なっているし、独りでそんなに歩ける
もんじゃないと思ったり、龍が出てくる
あたりで眉つばな気がしてきます。



45 左甚五郎作 目潰しの鴨


うーむ、、、下手くそだ。(失礼)
日光東照宮で甚五郎が作ったのが
余ってたので、(そんなばかな)
もらってきたら田畑を荒らしまくり、
困って目に釘を打った という伝説。
うーんんん・・・
(鴨の目に釘を打つとは怖い話だし
 上手に彫れなかっただけでは?)


 本堂の裏から奥の院と墓地に続く道は
都市計画道路に分断されました。
その参道の途中から死人坂(しびとざか)
という怖い名まえの坂があります。
(亡霊が千仏堂に向かい坂を登っていく)
龍の鰭や波鴨を疑いながら坂を下る途中
最後の所で足首をひねり捻挫した。
うーん、さすが県内有数の心霊スポット…
祟りは怖い(痛い)という体験談でした。


すみません、また脱線しました。
実は鰭ヶ崎はつくばEXPとは一番近い駅
(乗換え)ということになります。
流山線を訪れるには武蔵野線なら新松戸、
常磐線なら馬橋か新松戸が便利です。
つくばEXPの場合、南流山で武蔵野線に
乗換えて新松戸へ というのが一般的な
アクセスですが、南流山~鰭ヶ崎の間は
歩いても10分なので、乗換えや待ってる
時間に歩けば着いてしまいます。




46 47 南流山トンネル出口付近
坂を下ってくる様子と、トンネルからの
飛び出しを正面から撮れます。


48 増備された新型
前面のデザインを今風の流行タイプに
変えた結果、個性が無くなった。


49 オリジナルデザイン
シャープで個性的でかっこいいのになぁ。
つくばEXP(正式名称は常磐新線)は
トンネルや高架が多く走行写真を撮れる
場所が少ないので、ここはお勧めです。
(鰭ヶ崎から徒歩1km14分)



50 赤城


51 さくら
いつもウロウロと撮り歩いて、
最後はこの場所になることが多いです。
他所よりも多少広いので、流し撮りの
練習にもちょうど良いし。


本日もそろそろおしまいですが最後に…



52 流星


3年ほど前、この場所でゆる鉄写真家の
中井さんをお見かけしました。
とっさに苗字が出てこなくて、
セイヤ君 と声をかけてしまったのですが
テレビと同じ満面の笑みとクリームパン
みたいな手で握手してくれました。
良い人柄が全身からあふれ出ているような
方で、元々ファンだったのですが
さらに好きになりました。
(いつも自分が撮っている場所で、
 同じ写真を撮っていたのも
 ちょっとうれしかった)



53 運転席からの眺め



本日もご乗車ありがとうございました。




《おまけ》
ついにオリンピックが始まりました。




去年の(医療従事者応援)



昨日の(五輪本番)


感染防止のため都県境を越えられないので
千葉県側から観たブルーインパルス。
航空機マニアではありませんが…
かっこいい!





去年の


人がいなくても満員に見える座席
無観客を予見していたみたい。


ギュウ詰め状態
狭くて急で怖い席。




世界中から集まって MIXして
世界最強の日本型変異ウィルスが誕生
なんてことになりませんように!