こんにちは。
突然ですが、いよいよDD51の
定期運用が終了するそうです。
2/3 朝日新聞 夕刊
記事によると、稲沢~四日市の貨物列車
(1日3往復)が3月改正で廃止され
定期運用がなくなるとのこと。
旧国鉄型がまた1つ 消えていきます。
幸い、工臨やイベントなど不定期に活躍
する仲間は、まだいくらか残りますが…
この機会に私の古いアルバムの中から
在りし日のDD51を拾ってみました。
DD511
高崎第二機関区に保管されていたころ、
そして現在は碓氷峠鉄道文化むらに
保存・展示されています。
1962年 試作1号機が登場、試用後翌年
改良型の2~4号機が登場しました。
5号機から中間台車がエアサスになり
ほぼ量産型として製造が進みます。
(空気圧の加減で軸重14~15t可変)
20号機登場時にエンジンは1000psから
1100psにパワーアップ、1~19号機も
新エンジンに交換されました。
なお、降ろされた1000psのエンジンは
800psにデチューンしたうえで
DD16で再利用したそうです。
《常磐~成田線》
DD51 714 (西日暮里)
尾久から上野への回送列車(推進)、
上野1045発の成田行き825列車です。
1972年(昭和47年)9月の撮影。
時刻表
成田行きは、かつてはC57牽引で
上野発の最後の蒸機牽引列車でした。
今さらながら 急行列車が多いですね。
上野839発の9431列車 筑波行きは、
土浦から筑波鉄道に乗り入れます。
旧型客車 車内
DD51 714 (我孫子)
スハ32 2498 (我孫子)
西日暮里で回送列車を撮影後、
上野から我孫子まで乗りました。
35分のミニトリップですが、
(我孫子1120着、10分停車)
汽車旅の気分を味わいました。
到着後、急いで隣のホームに移動し
撮ったのがこの写真です。
DD51 696 (我孫子)
成田線からの貨物列車です。
余談ですが、この時の帰りに上り電車
の最後尾は手拭いを姉さんかぶりして
柳行李を持ったおばさん達が大勢いて
面白そうだったので乗ろうとしたら
貸切だから隣の車両に乗りなさい、
と断られました。
あれが行商人専用車だったのだな。
成田線の上りからの接続だと思います。
《八高線》
DD51 812 (立川)
高崎第一機関区のカマです。
八高線の貨物を牽いてきたのでしょう。
(1972年10月撮影)
ここでDD51の番台区分について
0番台:非重連、500番台:重連SG有
800番台:重連SG無に区分されます。
500番台は799まで達すると800番台を
避けるため1001番に飛び、
800番台は899の次は1801になります。
(900番台は試作車の番号のため)
重連対応車は総括制御用のジャンパ線の
ソケットが付き外観上も目立ちます。
当初は動力関係のみの総括制御で、
ブレーキの単弁操作は自車だけに効き
次位の機関車は客車や貨車と同様に
直通ブレーキのみかかる構造でした。
593号機以降は釣合溜引通し管を増設、
機関車2両ともに単弁制動がかかる
ようになりました。
単弁操作が1両のみ有効な機関車を
半重連と呼び 区別したそうです。
また、後に釣合溜引通し管を追加した
(半重連→重連改造)車も現れました。
《中央西線》
DD51 618 (上松)
中央西線 829列車です。
DD51+D51+荷物車x2+客車x5+気動車x2
というとても欲張りな編成でした。
気動車は木曽福島までの回送です。
DD51 720 (上松)
中央西線 830列車です。
この2枚は1972年8月7日撮影、
SLブームの末期、ぎりぎり間に合った
現役蒸機を撮りに行った一人旅です。
(最初で最後、1回きりでした)
中学生が1人で旅館に泊まることなど
難しい時代、夜行1泊2日の旅でした。
(その記事は またそのうち…)
《佐倉機関区》
DD51 715
DD51 713
DD51 694、695
いずれも1972年10月1日、
C571が総武線を走ったときの
佐倉機関区一般開放での撮影です。
配置表
当時、関東地方で見られたDD51は
佐倉、高崎第一の2区の配置でした。
佐倉機関区の担当線区としては
成田線、総武線、房総東線が非電化で、
我孫子から常磐線に乗入れる可能性が
あるため、佐倉区所属の機関車の一部
には無線アンテナが付いていました。
今では全国区になりましたが、当時は
「常磐線列車無線アンテナ」でした。
DD51 1801
DD51 898
DD51 897
この3枚は1987年8月24,25日にC56160が
木更津~成田を走ったときの撮影です。
カメラはハーフサイズから一眼レフに、
写真もモノクロからカラーになりました!
キャノン デミ
ハーフサイズのカメラです。
モノクロ時代の写真はほとんど
このカメラで撮りました。
(父のカメラです)
露出もピント合わせもマニュアルで、
内蔵の入射光露出計の指針に合わせて
シャッター速度と絞りを加減します。
ハーフサイズとは35mmフィルムの
1コマ分を2コマに使う節約タイプ。
20枚撮フィルムなら44コマくらい
撮れましたが 焼付け代は普通にかかる
ので、その費用はたいへんです。
自分でDPEに出すときは小遣いの都合で
もっぱらベタ焼きばかりでしたね。
モノクロ→15円、カラー50円!
(就職後、日の目を見ていないネガの
ために引伸機を買いました。
古いネガの発掘は楽しかったな)
手前のソニーは普段持ち歩いてるもの。
近ごろは重たくかさばる一眼レフは
旅行のとき以外は持っていきません。
また、今どきはデジタル(パソコン)の
おかげで写真代がかからなくなり、
ほんと 良い時代になりました。
(続く)
本日もご乗車ありがとうございました。























