C623を追った日々5 | きゅうの鉄道写真館

きゅうの鉄道写真館

きゅうの休憩室から鉄道関係を移設しました。
ドールに興味のない方はこちらで。



こんにちは。
C623の最終回です。
小樽から倶知安までの往復、
片道わずか1時間半の旅でした。
(結局1度も乗れませんでしたが)
その最終盤、2つの小さな峠を越えます。



《蘭島~塩谷~小樽》






金五郎山から(蘭島~塩谷)
蘭島と塩谷の間には忍路トンネルを
ピークとする小さな峠がありました。
峠というよりは塩谷に向かって片勾配で
下り列車しか煙が期待できない区間です。


金五郎山は地主さんが撮影場所として
頂上付近の草刈をしたり登り道を整備し
鉄ちゃんに開放してくれていました。
果樹園にやたらに入りこまれるよりは
マシだと思ってのことかもしれませんが…


より良い写真を撮りたいがために

勝手に私有地に立ち入ったり
人様に迷惑をかけないよう
十分に気をつけなければなりませんね。

マナーの良し悪しで マニアに対する

世間の見かたが変わり、その以降の

趣味活動のしやすさが左右されます。



5万図
線路沿いの道で赤丸の所が撮影地です。
旧道が線路をオーバークロスするあたりは
上から、前から、横から、下から、
マルチアングルでした。
(金五郎山は赤丸の背後を登ったところ)




前から
望遠の圧縮効果です。 (200mm)



下から
水面に気動車が映っていたので
C62もここでねらってみましたが…





C623ニセコ (35mm)
ちょっと風が吹いちゃったのと
色が黒いのでイマイチでした。

(うまく映らなかった)


向う岸
同じ場所から ため池の向う岸を
135mmで切取りました。


横から
ぶどう棚の向うをキハ40が通過。
小樽(余市)ワインになるのかな?







雨上がり
蒸機は多少天気が悪くても絵になります。
少し暗かったので流し撮りになりました。
(85mm・1/30秒)





オタモイ峠 (塩谷~小樽)
あと1km ほどで峠のトンネルを抜けると
終着小樽までは下り一方です。


小樽着15:45。
乗客の記念写真に納まって、
客車を切り離し、

小樽16:12発
ねぐらの小樽築港機関区へと戻ります。



単機回送 (南小樽~小樽築港)
軽やかに帰っていきました。


客車の回送
DE15に牽かれて回送が通過しました。
別日には小樽駅の側線に停まっている
客車編成を見かけましたが、

どういうタイミングで回送されていたかは

不明です。


小樽駅の側線 (別の日)
この日は側線に退避していました。




《小樽築港機関区》
小樽築港機関区については
以前、書いたことがあるので
今回は写真だけさらっとご覧ください。


扇形機関庫
私が訪問した当時は事務所や機関庫が
まだ残っていました。

(現在イオンがあるあたりです)




帰庫
一旦 小樽築港駅の側線に停車してから
バックで戻ってきました。




灰落しと砂の補給
給砂設備はすでに無く、バケツで補給。


給炭
給炭設備も無いためショベルカーで。



後進して転車台へ



停止位置の微調整





180度回転




バックして給水・給油場所へ


C622号機(梅小路)


ところで3号機は2号機と比べて
随分 見た目の印象が異なります。
ちょっと並べて比較してみましょう。


・3号機のナンバープレートが低い
・スノープロウの有無
・シンダーよけエプロンの有無


プレートの高さは印象に影響します。
スノープロウもそう。
現役の時は夏場は外していましたが…


シンダーよけエプロンも復活整備の際
はずされたままになりました。
これは煙室にたまった石炭の燃えカス
(シンダー)をかき出す時、給水温め器
カバーにこぼれたものを片付けやすく
するためのもので、現役時代と異なり
1日1回1両のみなので丁寧にやれば
なくても大丈夫なものです。



C56160の例
C623ではで撮れなかったので
C56の場合をご覧ください。
スコップですくいバケツに移してました。





庫(クラ)に納まる
すべての整備が終わり
また明日の出番まで暫時休憩です。
薄暗い機関庫の中で黒光りする顔は
仏像にも通じるものが…(?)


あー! 
1989年(モノクロ)と1988年(カラー)
ではナンバーの高さが変わっている!
写真集などで見る現役時の姿は
高さが低いほうですね。



キャブ側面
痛みが激しかったため新製したそうで、
模型のみたいにツルピカになりました。
ナンバープレートも平面的になった?
63-3(昭和63年3月)苗穂工場の
標記が見えます。


以上でC623の記事はおしまいです。
また次のネタを探さねばなりません。
なにせ新ネタがないので古いアルバム
からの発掘作業が大変なのです。


今はコロナで出かけられないので
ちょうど良いかもしれませんが…



本日もご乗車ありがとうございました。



小樽築港機関区配置表(1972.3.31)
C12  6 38 64 225
9600 9633 9661 29601 29675 39612 39615
C62  2 3
D51  24 54 59 64 70 84 138 193 219 231
     286 287 320 333 353 454 465 598
     600 659 662 713 744 756 913 916
     943 1023 1057 1078 1149
※ C62重連ニセコの最終運行は1971.9.15



模型のこと(補遺)



当鉄道にはNゲージのC62(カトー)も
あります。(しかも2両も!)
再生産されたときに大人買い(?)しましたが
2両連結してみてもなんだか似てない、
というか迫力がない・・・
気にいらなくてそのままお蔵入りしました。
今なら他社製やZゲージも売ってますが…


後ろの大きいのは1/50プラモデルです。
大滝(プラモメーカー)の製品ですが
これも気にいらなくて中途で放棄、
お蔵入りしてます。
大きい→飾る場所がない→軽い→ちゃっちい
あちこち透け透けで見た目も軽いし・・・
箱絵はかっこよかったんですけどね。