北斗星の魅力・個室寝台 | きゅうの鉄道写真館

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きゅうの休憩室から鉄道関係を移設しました。
ドールに興味のない方はこちらで。



こんにちは。


首都圏では本日、緊急事態宣言が
解除される見通しだそうです。
とは言っても、すぐには元通りには
戻れません。
ちょっと油断すればまた、
コロナウィルスが猛攻を仕掛けてきます。
少しずつ顔色をうかがいながら、
経済活動を再開しなければなりません。


旅行に出かけられないのは悲しいけど
寝台列車はほとんど滅んでしまったので
本日もアルバムの中から取り出して
ご乗車いただくことにしましょう。





北斗星 (植苗~美々)


北斗星の個室寝台は大きな魅力でした。
なかでもロイヤルは最高でした。
個室寝台に乗りたくて
出かけたことが何度もありました。
まず寝台券を確保してから
それに合わせて日程を組む、なんてね。
では北斗星の個室寝台をご紹介します。


ソロ(1階)
普通のB寝台料金で個室に乗れたので
とてもお得でした。
1階のほうが格段に居住性が良かった
ので、利用するときは取れるものなら
1階を指定していました。




デュエット(2階・1階)
こちらも通常のB寝台料金で利用でき
ましたが、2人部屋なので2人分の
料金が必要でした。(当たりまえか)
2階室で外を見ようと窓に近づくと
天井に頭がつかえました。


個室寝台車の通路
個室のドアがずらりと並びます。
個室寝台は検札が大変だったでしょうね。
旅なれた人は、検札が済むまで
ドアを開けて待っていたものですが…



ロイヤル
北斗星では最高級の部屋で
1編成に4室ありました。
1人部屋ですが補助ベッドを使うと
2人で利用することも可能です。


この写真では本来のベッドの下から
補助ベッドを少し引き出しています。
全部引出して上に持ち上げると、
本体と同じ高さで固定されます。
本体は80cm、補助ベッドは70cm幅で
2人利用時は部屋中が
ベッドでいっぱいになりました。



シャワー室
洗面台を開いた状態です。
トイレの便座はその下です。
テーブルの上はウェルカムドリンク。



ウェルカムドリンク
乗車するとすぐ、
食堂車から届けられました。
インターホンでルームサービスも
頼めましたし、ロイヤルの乗車は
この特別感が魅力でしたね。


ここまでご覧いただいたのは
JR東日本のロイヤルですが、北海道
の車両は若干デザインが違います。



ロイヤル (JR北海道車)
白い壁に絵がかかっていて
東日本とは雰囲気が異なります。
天井には北海道の牧場の景色が投影され
部屋を暗くするとブラックライトに
照らされて星空が輝きました。

ステラリウムっていうみたいです。
その他は東日本と同じでした。



ロイヤルといえばトワイライトEXPにも
あったのでちょっと比べてみましょう。



通路(トワイライトEXP)
北斗星よりもなんとなく豪華な感じ。



ロイヤル
構成は基本的に同じです。
ベッドは電動式で 1人利用でも
ダブルベッド状態に展開して使います。




個人専用スリッパ
エンブレムの刺繍入りです。
お持ち帰り可、と袋に書いてあり
その都度もらって帰りました。
北斗星は従来どおり普通の(共用の)
ビニールスリッパでした。


ウェルカムドリンク
トワイライトはワインとお茶です。
ウイスキーのミニボトルや氷などは無く
チップスやナッツ、おかきの
おつまみボックスが付いていました。
ワインは列車名入りの専用ボトルです。




通路側の窓
トワイライトは通路側に小窓があり
個室内から両側の景色が見られました。
これは編成上の工夫によるもので、
1・2号車にA個室を集めたので
部屋の前をあまり人が通らなくなり
可能になりました。
北斗星は編成の中ほどに近く、

食堂車やロビーに行く際に通過する

人数はけっこう多くなります。


両者とも翌朝にはモーニングコーヒーと
朝刊が届けられました。


トワイライトEXP
銀のおぼんに載ってるだけでも
よりリッチな気分です。
(事故が多かったらしく晩年はポットと
 カップをバッグに入れて届けられた)



北斗星
カップ&皿だけで届きました。
でもカシオペアは紙コップだったから…


A個室寝台にはアメニティグッズも
付いていました。
車掌さんはトラベルセットと
言ってましたっけ。



トラベルセット
列車ごとにパッケージのデザインが異なり
コレクションするのが楽しみでしたが…


これは山陰に行ったついでに札幌に
寄って帰ったときのものです。
サンライズ→トワイライト→北斗星と
一気に乗りましたが…
今思えばお金のかかる趣味だった!
(年2回ほど大きな乗り鉄をしていた)



セットの中身
ケースはあけぼのですが、
中身はだいたい同じようなものです。


ずいぶん話が脱線しましたが
北斗星にはもう一種類、ツインデラックス
という個室がありました。
あいにく乗ったことも見たこともなかった
のでパンフの写真で紹介します。




登場1年後のパンフ
初めて乗ったときにもらったパンフです。


B寝台の4人分1区画に扉をつけて
2人個室に改造したものです。

2人分の料金を合計すると
ロイヤル2人利用時と同じ料金だったので
設備やサービスを考えると損だな。
増備車はデュエットと同じ横並びタイプの
間隔を広げた形にになりました。


編成図
最盛期には3往復とも定期列車になり
全列車に個室がつく編成になりました。
繁忙期や修学旅行用には臨時列車で
個室なしのエルムも加わります。
編成については後ほど鉄道模型を
並べて考察したいと思います。



緊急事態宣言が解除されても
人との接触を避ける生活は続きます。
鉄道模型の運転会も前回から1年、
(去年の秋は都合でできなかった)
再開したいとは思いますが
もう少し様子を見ないとまだ不安です。
(密室にて長時間密接するので)


解除と言っても当面 他の都県との越境は
自粛しなけりゃなりませんし…
県内の移動なら多少は許されるかな、
などと考えて小湊、いすみ、銚子など
県内のローカル鉄道見物なら

許されるのだろうか、なんて・・
(ぐーたら引きこもりも飽きてきた)



小湊鉄道
そろそろ感染予防策を講じたうえで(?)
運転会の準備を始めようかとも
思っています。



本日もご乗車ありがとうございました。