こんにちは。
筑波鉄道6回目です。
1987年3月29日最後の日曜日のこと、
私にとっては最後の訪問になりました。
朝から雲は重くたれこめ、
今にも降り出しそうな空模様でした。
果たして桜は間に合ったでしょうか…
まず、前回は全然だった
紫尾駅を目指します。
途中、菜の花を見かけちょっと寄り道。
常陸藤沢~田土部
キハ503+504
じつは「あたり一面なのはな畑」
というわけじゃなかったし、
上の写真で見えるとおり田んぼの一角
だけなんですが… そこは撮りようで…
キハ301
沿線の看板も懐かしい風景の一つです。
どの列車も混んでいました。
紫尾駅
前回はまだまだだった桜も
ぎりぎり間に合いました。
職員さん立合いで撮影会に…
のんびりした時代っだったんです。
ただ、お天気が・・・ (T_T)
続いてもう一ヶ所、桜が気になる駅へ。
常陸藤沢駅
これは前回訪問時の写真です。
つぼみは固く全然でしたが…
常陸藤沢駅
駐輪場ではありません。
普段は静かな駅でしたが、
皆さん別れを惜しみにやってきました。
便所がすごくレトロでしょう?
キハ821+504
キハ762
交換列車が到着すると…
ここでも人がわらわらと集まりましたが…
見送りに来てるだけの人も多かったです。
(現在ならスマホの林になる場面)
身近なところから「鉄道」という
産業・文化が消えてしまう・・
哀惜の念からでしょうね。
(1人1台 車を持っている地域なので
普段の足には困らない)
さて、こないだの桜は…
チラホラ咲きはじめ
うーん、間に合いませんでした。
まだ全然です。
もう1本のほうは…
別れと出会いの季節
ああ、やっぱり桜の咲くころは
日本人にとっては特別な季節ですね。
背負われた子(孫)の記憶に残ったかな。
あーっ!
学校が9月スタートに変わると
特別な季節じゃなくなっちゃうぞ!?
うーむこりゃ大問題だ。
さて桜の開花状況も確認したので
念のためいつもの撮影地へ行ってみると
案の定、黒山の人だかりでした。
あの様子では
おかしな人間が現れることは必至。
仕方がないので人のいない踏切で
待つことしばし…
キハ811
これが最後に見たシーンです。
筑波鉄道の思い出は
良いままで終わりたかったので
これで引き上げることにしました。
私の記録はこれで終わりですが
最後にもう一度、出会った車両たちを
一気見でご覧ください。
DD501
キハ461
キハ541
キハ301
キハ503~505
キハ511
キハ761~763
キハ811
キハ821
最後の訪問から2日後の3月31日
(奇しくも国鉄最後の日と同じ日)
筑波鉄道も過去帖入りしました。
分割民営化の陰に隠れて目立たず
ひっそりと消えていきました。
本日もご乗車ありがとうございました。