こんにちは。
前回のつくば科学博覧会は
1985年でした。
その後に続くのは1990年にあった
大阪の「花と緑の博覧会」です。
大阪市鶴見区から守口市にかかる
鶴見緑地で開催されました。
このときに登場したのが
大阪市営地下鉄(現 大阪メトロ)の
鶴見緑地線です。
鶴見緑地線 (京橋)
花博に合せて京橋~鶴見緑地間の
4駅から開業しました。
小柄な車体に1435mmゲージ、
レールの中央にリアクションプレート
日本初の実用リニアモーターカーです。
リニアモーターというと
磁気浮上を連想しがちですが、
通常のレールと車輪の鉄道において
走行のための動力として
リニアモーターを採用しています。
車両側のコイルと
線路中央のリアクションプレートで
平面的なモーターを構成する仕組み。
都営大江戸線も同じ方式になります。
京阪6000系
並行する路線の京阪でも花博に合せた
ラッピング電車が走りました。
義経 7100形
花博の会場内では
復元された義経号が走っていました。
このときは重油焚きですが、京都鉄博
に移った際、石炭焚きに戻されました。
次の大きなイベントは・・・
長野新幹線
1998年に長野オリンピックがあり
長野まで新幹線が開通しました。
世間一般には長野新幹線の名称で
通用していましたが、北陸方面から
北陸新幹線の一部なのに長野新幹線と
呼ぶのはけしからんとクレームがつき
苦肉の策として「長野行き新幹線」
などと変な呼び方も存在しました。
なんと心の狭いこと。
個人的には素直に長野新幹線の方が
判りやすくて良いと思っていました。
北陸新幹線
2015年、長野・金沢間が開業し
名実ともに北陸新幹線になりました。
さて次の大きなイベントは2005年に
愛知万博(愛・地球博)がありました。
HSST(磁気浮上リニアモーターカー)が
実用化され(東部丘陵線:リニモ)
市営地下鉄終点から愛知環状鉄道の間
藤が丘~万博会場~八草 を結びました。
時速100㎞の磁気浮上鉄道であり、
乗りに行かなきゃならないのですが
愛知万博には行かなかったので
残念ながら写真がありません。
2020年の東京オリンピックは
コンパクト・エコを主張しており
新しい交通機関も予定なし。
その次の大阪万博(2025年)では
大阪メトロ中央線の延伸が予定。
大阪メトロ 中央線
既存路線の延伸なので、
期待感はあまり大きくないかな。
日本の交通機関はある程度完成形に
近づいてきたことと、
人口が減少に転じたことによって
需要がそう増えることもないから…
今後の新線開業はいかに・・・?
(さしあたって
リニア中央新幹線が最大の楽しみです!)
本日もご乗車ありがとうございました。