高尾山ケーブルカー | きゅうの鉄道写真館

きゅうの鉄道写真館

きゅうの休憩室から鉄道関係を移設しました。
ドールに興味のない方はこちらで。




こんばんは。


京王電鉄の到達点、高尾山口から
さらに山上を目指す登山鉄道が
高尾山ケーブルカーです。
正式な社名は高尾登山電鉄です。
2017年から京王電鉄の子会社に
なりました。


高尾山ケーブルカーには31度18分
という日本一の急勾配があります。
過去には朝熊山(あさまやま)ケーブル
の32度がありましたが戦時中に廃線、
現役では最急勾配になります。



清滝駅
ケーブルのふもと駅は清滝といい、
高尾山口から徒歩5分ほどです。
「高尾山」や「ケーブルカー乗り場」
の文字は見えますが「清滝駅」
の駅名看板が見えませんね。
夏季限定のビアレストランの看板
のほうが目立っています(!?)



あおば
平成20年から走っている車両です。
ホームの駅名票に清滝とあります。
午後5時すぎなのですいていますが
(ムササビを見にいったのでこの時刻)
一番前(山頂側)は人がいっぱい。
私は一番後ろに乗ります。
ケーブルやロープウェイはふもと側の
方が景色がいいと思うのですが…


高尾山ケーブルカーは
3段階に勾配がきつくなります。
ふもとが一番ゆるく、105‰です。
ホームは平面で
電車の床は山側に傾いていました。



清滝を後に
電車は新しくピカピカですが
駅は木造で味があります。


最初のトンネル
発車するとすぐにトンネルに入ります。


石積みのポータル




行違い区間
中間点の手前で勾配がきつくなります。
電車の床は水平になりました。





もみじ
相棒のもみじとすれ違いました。

駅以外で電車を撮れる唯一のチャンス。


あおば・もみじの愛称は
先代の電車から引き継がれています。
ケーブルを曲げるためのプーリーや
ポイントの構造がおもしろい。



観月橋
鉄橋の手前でまた少し急坂になり…


最急勾配
渡り終わると最急勾配になりました。
31度18分、608‰です。
手すりにしっかりつかまるか、
寄りかからないと立っていられません。
車窓からの写真で勾配を表すのは
むずかしいです。


山上のトンネル
やがて最急勾配のままトンネルに突入…



高尾山駅到着
トンネルを抜けると高尾山駅です。
ホームは階段状になっています。



沈んでいく電車
乗ってきた電車が発車していきますが
走っていく、というよりも
「沈んでいく」という表現がぴったり。



断面図
日本一の急勾配を
なかなかうまく表せないので
高尾登山電鉄のホームページから
お借りしてきました。(すみません)
これなら一目瞭然ですね。
ゲージは1067mmです。



高尾山駅
小ぢんまりとした駅舎ですが
地下に機械室があるのですね。
右側はホームの屋根ですが、
ホームの先はそのままトンネルに
続いています。


そして最後にお勧めがあります。

下りに乗るときはぜひ最前部に!



駅部分は (乗ってきた電車)
いくらか勾配がゆるくなっていますが
電車の床はふもと側に傾いています。




地獄のぞき


最前部から見ると・・・
まるで井戸の底を覗き込むような感じ。
走り出す瞬間は恐怖すら感じます!
電車の床もさらに傾きます。


清滝到着
無事下界に降りてほっとしたところ。
気温も2・3度違うかもしれません。
標高差わずか271mですけどね。
まあその辺は気にせずお楽しみください。



本日もご乗車ありがとうございました。