井の頭線 3000系 | きゅうの鉄道写真館

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ドールに興味のない方はこちらで。



こんにちは。
前回の世田谷線に続き、
本日は京王 井の頭線にご案内します。



新1000系が登場し
3000系の更新が始まった頃。
世代交代も近いなと思い出かけました。


3000系は京王初のステンレス車で
前面は強化プラスチック(FRP)製、
編成毎にカラーを変えているのが特徴。
材質からステンプラ電車と呼ばれました。
平成8年7月4日の撮影です。



3709・3713 (明大前)
アイボリーホワイト vs ベージュです。
並べれば違いが判りますが… 微妙
日なたでは飛んでしまいますね。
3709はスカート無しです。


3775 ライトグリーン


1752 アイボリーホワイト


3777 ベージュ


3760 サーモンピンク
ここまでは明大前のホームから撮影。


京王線の1372mmゲージに対して
井の頭線は1067mmゲージです。
なぜ2種類のゲージが存在するのか?
それは原点が違うから。


軌道線から出発した京王線と
東京大環状線を目指した帝都電鉄。
元は別々の鉄道会社でした。
誕生間もなくから合併を繰り返し
昭和19年、戦時政策で大東急に。

(東急の前は小田急帝都線だった)
敗戦後、昭和23年に東急から分離し

京王線と井の頭線で京王帝都電鉄に

なったため2種のゲージが存在する

こととなったわけです。




3774 サーモンピンク (新代田)


1752・3778
アイボリーホワイト、ライトブルー


3773・1753
アイボリーホワイト、サーモンピンク
3773は更新車です。


3757 ライトブルー
以上、新代田駅ホームから。


井の頭線は渋谷~吉祥寺間 12.8㎞を
21分で走ります。
建設当初から道路と立体交差を基本に

主要道路との踏切なしを目指したため
掘割の中を走る区間が多いこと、及び
都会の路線なので景色はあまり良くない。
自分の行動範囲からも外れるので
様子も判らなくて駅撮りのみです。
(車窓から緑の多そうな駅で下車)




1755 バイオレット (新代田)


3778 ライトブルー
奥に23編成が来るのが見えます。


3776 バイオレット
3000系は車体はステンレス製ですが
ユニットサッシはアルミニウムのため
光線の角度でコントラストがつきます。
更新車の前面はFRP製から鉄製に
変更されました。




1705 バイオレット (新代田)


3728 ライトブルー


3729 ブルーグリーン
新代田駅の渋谷方向です。
日陰で見るといくらか色が判りやすい。
ライトブルーとブルーグリーンも
同じ光線で見れば多少濃さが違います。



編成別 塗色一覧表
色の名前は京王電鉄のホームページを
参照しました。
なお新1000系になってからですが、
ベージュを濃くしてオレンジベージュと
名前も変更しています。



編成図
3000系は5両編成を組みますが
制御器やコンプレッサー、MGなどの
機器類を5両に分散しているため
5両編成がそろわないと動きません。
編成単位という新しい考え方を採用した
先進的な電車でもありました。


昭和37年(1962年)の登場、
平成23年(2011年)全廃されました。
車体が頑丈だったので、引退後には
 1・2両でも走れるように改造され、
地方へ移った車両が多くあります。


次回は明大前に戻り、京王線に乗ります。




本日もご乗車ありがとうございました。