《鉄道車両カウントダウン》
平成の終わりまでを鉄道車両の写真で
カウントダウンしよう、と始めた企画です。
平成終了まであと56日。
ということで本日の最初の車両は…
EF56 (栗橋)
EF56 4 (上野)
昨日のEF57とは対照的なスタイルで
SGの煙突をよけるために
パンタが屋根中央にぐっと寄っています。
EG化されずに最後まで湯を沸かして
走っていました。
電気暖房でない荷物列車の牽引には
EF57でなく56が必要だった訳ですが
暖房方式が混在する編成はなかったのかな?
運用がとても煩雑だったことでしょう。
キハ56 (小樽鉄道記念館)
キハ56+キハ27 (函館本線)
キハ56はキハ58の北海道版です。
1961年、キハ58より一足早くデビュー。
北海道用なので二重窓になっていますが
窓のサイズも若干小さくなっていて、
キハ58の縦横 780×1070 に対して
56は縦が10㎝小さく 680×1070 です。
(パッと見、気がつきませんが…)
キハ58⇔キハ56、キハ28⇔キハ27が
対応しますが、なぜキハ57じゃないの?
碓氷峠用に空気バネ付台車(DT31)を
履くタイプに名前を取られてしまったから。
キニ56 4 (佐貫)
キハ55を改造して生まれた荷物車です。
名前を見るとキハ56の仲間みたいですが
すでにキニ55があったので
キニ56を名乗ることになりました。
種車のせいでキハ56とは似ていません。
常磐線は取手~藤代間に交直の接続区間が
ありますが交直両用の荷物電車がないため
荷物気動車を使用していました。
全区間架線の下を走る気動車です。
本日のおしまいはC56で。
C5692 (佐土原)
92日で使ったばかりですが…
C56は1935年から164両作られました。
戦時中1~90号機は大陸へ、
161~164号機は樺太へ渡り、
91~160号機が国内に残ったそうです。
(ありゃ? 出征したのは96両だから
ちょっと数があいませんね…)
軸重10.61t と軽いため規格の低い線路でも
入線が可能で、蒸機全廃後ふたたび復活した
C56160が各地でもてはやされたのは、
ご存知のとおりです。
C56150 (信濃川上)
転車台のない区間でのバック運転のため
テンダーをカットして見通し良くしたのが
大きな特徴です。
C56159 (野辺山)
臨時快速のべやま号(野辺山→小淵沢)
自力で(一人旅で)乗りにいった
最初で最後の現役の蒸機牽引列車でした。
(復活蒸機は除く)
C56160 (佐倉)
C56160 (梅小路)
山口線をはじめ各地で活躍してきた
C56160でしたが、昨年5月27日
北びわこ号を最後に本線上から引退、
梅小路の構内運転限定の整備を受けて
スチーム号の牽引の任についています。
たとえ構内専用でも
生きている蒸機はやっぱりいいです。
本日もご乗車ありがとうございました。