鉄道車両カウントダウン(あと77日) | きゅうの鉄道写真館

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きゅうの休憩室から鉄道関係を移設しました。
ドールに興味のない方はこちらで。



こんにちは。
前回、「安楽マニア」なる言葉を
引っ張りだしてきましたが、
ちょっと気になって探してみました。




私の初対面はこの雑誌でした。
TMSの別冊で定価300円
昭和43年改訂版です。
安楽マニアとは・・・
安楽いす(言い方が古い!)に座って
チビチビやりながら構想(妄想)ばかり練って
ちっとも工作しない人、みたいな意味です。




片野さんは後のTMSのスタッフでしたが
147号(昭和35年)に載った記事で
自分も安楽マニアの仲間入り、みたいな
書き方をしているので、それより以前から
いやさ、このホビーが始まると同時くらいに
安楽マニア状態の人はいたにちがいない。


当時、小学生の300円は高価で貴重ですが
亀有のA模型店でカツミのキハ82を買った
おまけにもらったものです。
キハ82のメーカー完成品は4800円でしたが
別に塗装済みキット4000円というのがあり、
じつは店のおやじが自分でキットを組立てて
4800円で売りつけていたのです。
客が小学生だと思ってひどいことするなあ。
300円のおまけで500円儲けるなんて!
あとで窓ガラスがパラパラはがれたり
ひどい目にあいました。


プラモの箱を開けて見ると、よくおばさんに
「買わないのにさわるな」と怒られました。
2・3 回に1度は買ってたけど…

(仲間うちでA模型の○○ぁと呼んでいた)
よく悪ガキ仲間と自転車こいで行きましたが
ときどき両さんも店に来ていたっけ。
(こち亀に登場)
何十年も前に閉店してしまったので
もう話しても大丈夫だと思いますが…
(お世話になりました)



《鉄道車両カウントダウン》
平成の終わりまでを鉄道車両の写真で
カウントダウンしよう、と始めた企画です。
平成終了まであと77日。
ですが前回の続き80日前から
カウントダウン・スタートです。
本日の最初の車両は…



《あと80日》



EF8063 (藤代)
1985年万博の臨時列車です。
63号機はラストナンバー。
ところで、EF80 はなんでかっこ悪いのか?
EF81と並んだ写真で比較してみると…




EF80とEF81
63号機牽引の20系が中線に退避すると、
下り線をEF81の臨時が通過するシーンです。
20系のほうは後ろに39号機がついています。


EF80は短足です。
動輪径はどちらも1120mmですが、
EF80のほうが車体の裾が低いです。
床の高さは同じ位で、ヘッドマークの下の
水平のステップは床とほぼ同じ高さです。
EF80の方がステップから裾までの幅が広い。
その分スカートが短く顔が長い。
車体幅はEF80の2800mmに対して
EF81は2900mmで10㎝広いです。
この差はちゃんと現れていて、
運転席窓と助手席窓のあいだのピラー部分、
80はほとんど無いけど81は広い。
じつはここに車体幅10㎝の差が出ていて、
前面窓ガラスは同じサイズを使っています。
部品調達や保守の合理化のためだそうです。
EF80のひさしはヘッドライトのくぼみに
雨水がたまり、車体が腐ってきたため
補強のために取り付けたとのこと。



EF801と2
1次形1~30 は電暖付き、
2次形31~50 は無しで一応貨物用?
後の増備の51以降は台車にリンクが付き、
ヘッドライトの奥目をやめて
普通のフチがついたものに変更しました。
交流は50kHz専用で生涯を常磐線(平以南)
や水戸線を中心に活躍したので
全国的にはなじみの少ないカマでしたね。


EF8180 (馬橋)



モハ80232 (松本)
80系は私が鉄道写真を撮りはじめた頃には
関東から姿を消していて、

あまり撮る機会がありませんでした。
旅行マニアだった父に連れられていった先で
わずかに撮ったきりでした。



80系4連 (姫路)






交通科学館のころ
残っているのはこの2両だけだったかな?
一世を風靡した湘南顔の保存は無いのかな?



《あと79日》




ED79
青函トンネル開業に合せED75700を元に
青函間の専用に改造された機関車です。
客車は単機で、貨物は重連で牽引しました。





EF8179
北斗星・カシオペア用のEF510登場以前は
カシオペア塗装でした。
中身は流れ星色と同じでした。
(黒磯の交直自動切替付き)



EF1579 (立川)
うしろの73系もちょっと気になります?
またあとで登場します。


EF6479 (青梅線)
青梅線はED16の独擅場でしたが
まずEF15が入るようになり、
やがてEF64に替わりました。



クハ79429 (我孫子)
成田線我孫子~成田間電化時に
成田線内の区間運転に活躍中の頃。
因みに上野直通は103系か客車列車でした。
側面は古く、顔だけ新しいデザインです。



クハ79 初期型 (立川)
一番古いタイプです。
運転席のHゴム窓は後年改造を受けたもの。
(だと思います・・・)



クハ79初期型 (立川)
上のクハを向い側のホームから見たところ。
隣のモハは850~で高尾以西入線用ですが
低屋根が部分的でなく全体なのが判ります。
クハとの高さのちがいにご注目。



クハ79920~ (立川)
全金属車で、最終グループになります。



《あと78日》


サハ78501~ (立川)
101系の登場で余剰となった73系を
短編成化して地方へ送り込むことになり、
とくにモハ72が大量に余りました。
余ったモハはクモハに改造したり、
電装を解除しサハ78501~になりました。
写真のサハはパンタ台が残っています。



ED78 (福島)
ED75と同等のパワーですが、
サイリスタ制御を採用したり
勾配用に回生ブレーキを搭載した結果、
車体が大きく重くなったため
中間台車がつきました。
福島・米沢間、仙山線の交流化時に登場。



EF8178 (北小金)



デハ78 (東急世田谷線)



モハ78 (道後温泉・伊予鉄道市内線)



《あと77日》



モハ77 (道後温泉・伊予鉄道市内線)



デハ77 (東急世田谷線)
先ほどのデハ78の後ろ側。


カウントダウンも
残り日数が少なくなるほど
ネタの写真はどんどん増えていき
ちょっとなまけていると
書くのがたいへんになってしまいます。




本日もご乗車ありがとうございました。