C56160 栄光の軌跡・樽見鉄道 | きゅうの鉄道写真館

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きゅうの休憩室から鉄道関係を移設しました。
ドールに興味のない方はこちらで。



おはようございます。


今年の5月27日、
JR西日本のC56160が引退しました。


小型軽量のため走行線区を選ばず
各地のイベント列車を牽いてきましたが
ついに本線上から引退、
梅小路での展示運転専用になるようです。


C56160の栄光の軌跡を振り返って 

出張運転を幾度か撮影した中から
本日は樽見鉄道を走った
夏の1コマをお届けします。
時は1990年8月25日のこと。



臨時快速(大垣)


前日は紀勢本線で南紀・くろしおを撮影、
大阪に宿を取りました。
早朝、東海道線の快速で大垣へ。


樽見鉄道は元々国鉄の樽見線だったので
同一ホームから発着します。
ホームには臨時出札窓口が設置され
(補充券を発売するだけですが)
ごった返していました。
普段の軽快気動車ではさばききれないので
トロッコ列車の臨時快速も運転されました。
オハ50系3両と貨車改造のトロッコ2両で
うすずみファンタジア号のための車両です。
もちろんトロッコ車両に乗車しました。




大垣907発
東大垣で上りと交換で少々停車します。



東大垣は東海道線と分かれる地点にあり
見晴らしの良いトロッコ列車から
東海道線の電車が見えました。




ハイモ230+180
1984年第3セクター移行時は
2軸のレールバスでスタートしましたが、
輸送力が不足、ボギーの軽快気動車を
増備しました。
ラッシュ時にはオハ35の客車列車を運行、
老朽や非冷房車だったのでこの年(1990年)
JR東海から12系客車を購入、置換えました。




北方真桑では単機回送と交換
車両基地のある本巣から大垣へは
客車とは別々に回送したようです。


本巣
トロッコ列車を見送り前方を眺めると…
おあつらえ向きに
構内を横切る歩道橋があったので、
最初は発車シーンを撮ることにします。




ハイモ230 + 180
交換の上り列車が先に到着



SLうすずみ号到着


地元幼稚園児の歓迎を受け
スティームアップします。
助役の発車合図で汽笛一声。







逆光ですが架線のない非電化路線のこと、
煙の迫力をすっきり撮れました。
後補機にTDE102が付いていました。



5万図
樽見鉄道訪問は初めてで撮影場所も見当が
つかなかったので5万分の1地形図で
あらかじめ検討しました。
研究資料として載せておきます。
赤丸印が撮影地点です。
ご覧のとおり、根尾川を挟んで対岸には
名鉄谷汲線が通っています。
次の上り列車はC56がバック運転になるので
川の対岸から真横ねらいで撮りました。





C56160+TDE102の重連
客車は12系5両でしたが
こちらもJR西日本からの借り物です。
もちろん、合間には谷汲線を撮っていますが
谷汲線についてはまた後ほど。




SLうすずみ3号 木知原~谷汲口
12系にJRマークやTDE補機が付いていますが
ほぼ国鉄風(?)にすっきり撮れました。
もっとも1990年当時ですから
JR発足からまだあまり時間がたってなくて
探せば国鉄風はいくらでも見つけられる

時代ではありましたが。




上り8010レ
神海で交換してきた臨時快速を撮って
樽見鉄道はおしまいです。
この後は谷汲線を撮ったり
丸窓の510形を撮ったりで
欲張りな夏の1日を過ごしました。






(裏面)


記念品です。
大垣駅の補充券は本巣駅が混乱していて
キップを回収する状況ではなかったので
(改札口出入自由)ありがたく頂戴しました。





《鉄道車両カウントダウン》
平成の終わりまでを鉄道車両の写真で
カウントダウンしよう、と始めた企画です。
平成終了まであと285日。
ということで本日の車両は…


285系




本日もご乗車ありがとうございました。