こんばんは。
今日は千歳線美々(びび)駅について。
美々は南千歳と植苗の間にありました。
ところで、そもそも秘境駅とは
何をもって秘境駅と呼ぶのか。
1・人里離れた山奥だったり、
2・駅に通じる道がない、
3・めったに列車が停まらない、
4・お客もいない、、、
などなどが考えられますが…
姫川は1の条件はあてはまらず
2の接道も必要ないから道がないだけで
秘境駅と呼ぶにはちょっと弱い。
小幌はもんくなく全部の条件をクリア。
今回の美々は4のお客がいないという
条件しかあてはまりません。
ではなぜ駅を設置したかといえば
すべて国鉄の都合だった
ということのようです。
その証拠に、どの駅とも営業を廃止しても
今までどおり列車交換や追越の退避、
職員の送迎等で活躍を続け、
旅客営業的にはあまり必要なかった
ということなんでしょうか…
植苗駅からスタートします。
植苗で下車したのは2度です。
いずれもトワイライトEXPを撮影するため。
うしろに見えるのは
植苗駅の跨線橋です。
植苗からはこんな道が続き
何もありません。
直角に交差する道は踏切があり
踏切の前後で撮影ポイントを探します。
上りトワイライト
下りスーパー北斗と普通
美々には1日上下各13本しか停まらない
貴重な普通列車です。
13本は多くはないけどマシなほうで
13本未満の駅なんてザラにあります。
参考に2012年3月改正の時刻を載せると…
美々駅
下り
644 717 742 1025 1140 1238
1422 1507 1610 1712 1840 1953 2202
上り
807 855 1044 1235 1407 1447
1709 1758 1955 2044 2132 2218 2341
下りトワイライトEXP(2013.1.20)
1時間近く遅れていて
かなりのスピードでかっ飛んでいきました。
雪煙に包まれる緑の車体はしびれます。
走行写真はすべて美々~植苗間です。
下りトワイライト以外は1998年3月です。
1998年のときは夕方の飛行機で帰る予定で
千歳方向に歩けば途中で空港に着くかなー
くらいの気持ちで歩き始めました。
ところが全然空港ビルなど見えないし、
空港左折の看板もない。(世間知らず)
それどころか道もなくなって
後半は国道1本だけしかなくて困った。
北海道の国道は冬季は人は歩けなくて、
とても恐かった。(世間知らず)
歩道などないから車道の端を歩くのですが
除雪で道幅が狭くなっていて
仮に歩道があっても除雪の山になっていて
通れないのです。(世間知らず)
それに距離感が千葉県とは違ってて
隣町まで何キロもあるので凍結した車道を
歩くなどありえないのです。(身の程知らず)
結局、空港にはたどり着けなかった。
空港ビルは敷地の真ん中の方にあって
地下トンネルを潜り抜けないと行かれません。
そんなで方針変更、美々を目指しました。
これ以上恐怖の国道は歩きたくなかったしね。
美々駅ホームから
駅の写真を撮り忘れました。
というか撮ろうと思わなかった。
トラックで運んできて
ぽんっと置いたような待合室と
歩道橋しかなかった。
全然秘境とは思わなかったし
ただの小さな駅だったからね。(当時は)
ホームで足踏みしながら待つ間に
何本も通過していきます。
すぐに暗くなりはじめましたが大丈夫。
ひと駅乗って南千歳で空港行きに乗換えます。
あ、植苗の駅名票の写真に
わずかに「びび」の文字を発見。
もしかして秘境駅などと言い出したのは
JR北海道自身だったりして…?
うがった見方をすれば、
なにか駅を廃止するきっかけなり、
言い訳が必要で、なんとなく
廃止になってもしょうがないかなー
みたいな雰囲気づくりだったかなー(?)
道内のローカル線がなくならないうちに
乗っておかなきゃ、という気持ちが
強くなってきました。
《鉄道車両カウントダウン》
平成の終わりまでを鉄道車両の写真で
カウントダウンしよう、と始めた企画です。
平成終了まであと306日。
ということで本日の車両は…
江ノ電 306号
阪堺電車 306号
サロ110 306号
本文がちょっとショボかったので
カウントダウンは3枚載せました。
本日もご乗車ありがとうございました。