都電荒川線(ほぼ現在) | きゅうの鉄道写真館

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きゅうの休憩室から鉄道関係を移設しました。
ドールに興味のない方はこちらで。



こんにちは。


都電を過去から追いかけてきましたが
ほば現在にたどりつきました。

今回は三ノ輪橋からご案内します。


我家は千葉県北西部にあるので
まず常磐線で南千住に出ます。


三ノ輪橋までは徒歩10分くらいです。
まっすぐ行けば近いですが、せっかく
なみせん(南千住)で降りたので
常磐線に沿って三河島方向へ。


左手の歩道橋を上ってみると…




隅田川貨物駅を見下せます。
たいてい何かしら動いているので
見物できます。


歴史に興味がある人は首切り地蔵
(江戸時代の小塚原刑場跡)を見て、
線路沿いに進み日光街道に出ます。


国道の向う側を見ると
こんな建物が見えます。


昭和レトロの匂いぷんぷんのビル。
写真館の下が通り抜けになっていて…
もうちょっと近づいてみましょう。


都電荒川線 入口 と書いてあります。
通り抜けると三ノ輪橋です。




8800形 8807
駅や商店街はレトロ感あふれますが
電車は最新型です。
先行き長くない7000形を待つことに。


7000形 7016
3台目で7000形が来ました。



運転席の後ろで前方を見ます。
車体は新しいけど再利用の台車と
吊掛モーターの響きを堪能します。


ちんちん電車の名の由来のゴングは
車掌から運転士へ発車オーライの
合図でしたが、ワンマンになっても
その名残で運転士が自分で
チンチン! と鳴らします。
荒川車庫前で下車します。


折しも新型車3兄弟が並びました。
左から8500形、8900形、8800形


8500形は1990年に8501が登場
1993年までに5両がそろいました。
当初、荒川線全車両を8500形に置換える
計画でスタートしましたが
予算の都合がつかなくなり断念。
VVVF(スリーブイエフ=可変電圧・周波数)
インバータ制御を都電としては初採用、
直流600Vを交流に変換して
交流モーターで走行します。


8800形は8500(9000)形の後継として
2009、10年に10両製造されました。
その結果7500形は2011年3月までに全廃。


8900形は8800形のマイナーチェンジで
2015、16年に8両登場しました。
7000形の廃車も進み残り少なくなります。




8500形 8501
次の出番は8500形でした。

右後ろはおもいで広場の5501と7504です。
改めてこの時点での現役を紹介すると…


7000形 7003
旧7000形の車体更新車です。



9000形 9002


9000形は2006、7年に1両ずつ計2両登場。
8500をベースにレトロ風に
デザインを変更しました。
9001(茶)9002(青)です。
9001は宝くじの助成を受け宝くじ号と
銘が入っています。




王子駅前
8903が入線しました。
記念のヘッドマークを掲示しています。



8504
荒川線は全停留所にホームを設置したため
車内とホームは高さが一致しています。

(ホームからの写真は8800形)
また、電車を低床にする必要がなくなり
車内はフルフラットで広く有効に使えます。
この点は他地域の路面電車と比べて
利点になっていると思います。



8800形が顔をそろえました。
大塚駅前行きはガードをくぐり、
飛鳥山の急坂を登っていきます。





飛鳥山公園の歩道橋から
8900形は屋根上がすっきりしました。
艤装品が小型化されて床下に移動したため。



8801
専用軌道から併用区間に出るところ
8800形は丸い印象ですね。




7700形 7702

老朽化がすすんだ7000形は
今度は台車や艤装を更新して7700形に変身。
先に車体更新、後に足回りなど更新した結果
元の旧7000形の名残は全く無くなったため、
形式名も7700形に変更されました。


7700形には8両が
改造され、

8900形の増備と並行して行われました。

7000形は2017年3月をもって現役を退きました。



続いて保存車両を見ておきましょう。


6080 飛鳥山公園

なぜか人魚姫と一緒に展示。

左後方にはD51があります。


6152 荒川遊園
6000形のうち最後まで残り一球さんの名で
イベント等に活躍した6152号は
荒川遊園に保存されています。




少しずつ電車が近代化されてきた荒川線ですが
停留所の設備も変化しています。



以前の町屋駅前


現在の町屋駅前です。
以前は交差点を挟んで
それぞれ手前に電停がありましたが、
京成のガード側対面にそろえられ
他線への乗換が便利になりました。
駅施設も進化していたのです。






本日最後の乗車も
終着の三ノ輪橋に戻ってきました。

灯りがともりはじめ
昭和レトロの雰囲気を増します。




振り返ると広場のアーチに
「三ノ輪橋」の駅名がありました。




朝くぐった写真館の下は

まるでタイムトンネルのよう。
再びくぐって現代に戻りました。

お肉屋の店先で揚げる

コロッケのにおいに誘われて

思わず買い食い。
うまかったー!



桜電車、バラ電車など沿線の花を取入れ
新しい魅力を発信する最近の荒川線です。
また機会を見つけて
乗りにいきたいと思います。





《鉄道車両カウントダウン》
平成の終わりまでを鉄道車両の写真で
カウントダウンしよう、と始めた企画です。
平成終了まであと319日。
ということで本日の車両は…


上毛電鉄 デハ319


キハ22 319




本日もご乗車ありがとうございました。