こんにちは。
竜飛崎を見物したあと
ふたたび三厩に戻りました。
朝と違い待合室には人がいます。
こちらの時刻表をご覧ください。
右端が下り列車の到着時刻です。
7時46分の1番列車の次は…
12時02分着です!
ところで1521発だけ
行き先が青森になっています。
実は1643着の列車は青森発で
両列車は蟹田で顔をそろえ、
仕業を交代します。
そう、まる一日かけて
蟹田~三厩を5往復するのが
1回の仕業なんですね。
三厩駅のホームは行止まりでなく
その先を見ると…
ホームの先の突き当たりに
車庫があります。
終列車はこちらで一晩を過ごし
翌日また青森へ帰っていきます。
12時02分 331Dが到着しました。
けっこうお客が降りてきました。
12時42分発の折返しになって
蟹田へと戻ります。
次は蟹田から函館行きに乗り
さっき竜飛崎から見た海峡を
海底トンネルでくぐります。
上りのスーパー白鳥が到着しました。
複線の海峡線と異なり、
単線の津軽線内は
駅で交換しなければなりません。
乗車する下りスーパー白鳥も到着。
振り子特急の789系です。
と…
私の前にはちょっと毛色の違う車両が
停まりました。
785系の改造車で
300番台を名のります。
海峡線用のATCを取付けた増結用で
2両一組しかなかったと思います。
見た瞬間は損したなーと思いましたが
希少車両だからまあいいかと…
乗ってしまえば変わらないや。
青函トンネルの入口です!
(別の機会に撮ったものです)
あ、鉄道のトンネルって
入口も出口も同じようなものですが
ちゃんと向きが決まっているって
知っていますか?
青函トンネルは青森側が入口、
北海道側は出口になります。
「道隋函青」と右書きされた銘板も
青森側にかかっています。
連絡船から眺めた函館山を
列車の窓から眺める時代になりました。
新幹線になって見えなくなりましたが。
海底トンネルで潜ってきた海峡線は
函館山に向って90度くらい右後方です。
ところで津軽海峡は国際海峡で
中央部分はどこの国の船舶でも
自由に航行できる公海です。
ということは…
海峡線を列車で通るときは
一度日本の外に出るのでしょうか!?
いいえ、トンネルの中だけは
海上ではなく地上なので
日本の領土なのだそうです。
なんだかややこしいですね。
函館に着き電車を観察してみると
789系のほうが重心が低いですね。
クモハ785は運転台をつぶして
モハになっていました。
函館には摩周丸が保存されています。
こちらも見学に行ってみましょう。
市電のニュートラム。
駅前にあったアンカーと動輪は
岸壁のほうに移動されていました。
摩周丸は岸壁の先っぽのほうに
係留されています。
西日に輝く船体は大きく見えます。
さっそく入場券を買って乗船します。
ああ・そうか、現役時代は
乗降口から見たのでこの高さ。
岸壁から見れば当然高く見えます。
イルカのエンブレムも
この位置から見ました。
案内図です。
模型や備品の展示は
羊蹄丸よりも少し多いかな。
座席(桟敷、椅子席)も
少しだけですが残されていました。
車両甲板の展示はありませんでした。
船橋(ブリッジ)に上がってみると
当時の乗組員がガイドになっていて
説明をしてくれました。
残念ながら機器類は動いていません。
(当然ですが)
まあ、雰囲気だけでも。
神棚とチャートテーブルです。
ガラスで覆っていますが
現役時代の雰囲気を出していました。
これは青函連絡船の時刻表です。
船の航行なんて行き先と方向と
出航・到着の時刻だけ決まっていて
途中は適当に思われがちですが
じつは青函連絡船の航路では
途中のランドマークの通過時刻まで
細かく決められています。
さてここからは生きている船舶の
船橋=ブリッジの様子
(せんきょう:ふなばしではない)
をご覧いただきましょう。
他所のフェリーですが…
レーダーの説明中
舵輪(だりん)を操作する航海士
舵輪は意外に小さいでしょ。
奥の青い人がキャプテン。
チェアに寄りかかって
前方を注視するキャプテン。
かっこいいですねぇ。
ときどき双眼鏡で確認していました。
船には必ず神棚があります。
近代的な船舶でも
(日本の)海の男は縁起をかつぎます。
あ、外国船でも
八点鐘をでたらめにたたく
など縁起担ぎの話はありますね。
ログ(Log)です。
日本語で言うと航海日誌。
いつもお世話になっている
ブログの語源ですね。
Web Log(ウェブログ)が
縮まってブログになったそうですね。
直訳するとネットワークの日誌か。
あーっ!
それじゃ毎日書かなきゃいけないなぁ。
日も暮れるころ、函館駅に戻りました。
次回は函館の夜景を見て、
晩ごはんを食べて、
北斗星で帰ります。
本日もご乗車ありがとうございました。