津軽鉄道・冬景色 | きゅうの鉄道写真館

きゅうの鉄道写真館

きゅうの休憩室から鉄道関係を移設しました。
ドールに興味のない方はこちらで。



こんにちは。


先週は寒かったですねー。
48年ぶりの大寒波だそうですが…
今日はこんな時期にふさわしいネタで、
極寒の津軽鉄道へご案内します。
(古いネタで恐縮ですが)






青春18キップで函館へ行った帰り道
青函連絡船の夜行便で青森に到着、
奥羽本線の上りで津軽鉄道の乗換駅
五所川原を目指しました。




途中、川部で五能線に乗り換え。
かつて川部からは国鉄黒石線が
分岐していましたが、すでに廃止。
車両ごと弘南鉄道黒石線として
引き継がれました。





乗ってきた列車を見送り
津軽鉄道のホームへと移動します。
跨線橋でそのままつながっていました。
ちょうどキハ11の2連がいましたが
どうですか、この顔。
厳しい気候です。
今回は名物のストーブ列車が目的なので
キハ11の列車は見送ります。





ホームの横が留置線になっていて
停車中の車両をゆっくり観察できました。



やがて折り返しのストーブ列車が到着、
ちょうど猛烈な地吹雪で見えません。
ホワイトアウト状態というのか
野っぱらでこうなると
方向を見失って遭難してしまいます。



車窓から中を見ると、ストーブの炎が
チラチラと見えて幻想的です。
カメラを向けるとピースしてくれましたが
絵づら的にはしないほうがいいのにな。
(贅沢を言ってはいけません)





車内に入ってみると…
暑いくらいです。
お客さんをよく観察してみると
ストーブにあたっているのは観光客で、
地元の人はストーブの前にはいません。
ストーブのまん前は

顔がほてるくらい熱すぎるんです。

乗車当時はまだ本当の現役の列車で、
現在のように
するめを焼いて売るなど

観光列車化していませんでした。



津軽中里




まず片道、終点の津軽中里まで乗り
帰りは金木で下車。
雪原を行く列車を撮影することに。




一面の銀世界で田んぼや畦道の区別もなし。
とぼとぼと歩いていきましたが、
時折吹く地吹雪はじっと立ち止まって
やり過ごさなければなりません。
うろついて誤って川に落ちたら大変です。





五所川原で折り返した列車がやって来ました。
ロッドをめまぐるしく回転させて…
ストーブ列車通過の時は地吹雪も止まり
バッチリでした。



駅に戻り青森方面へと帰るわけですが、
後日、真夏に同じ場所を訪れると…
なんと、川が2本あるじゃないか!
太いほうは水面が見えたので判ったけど
細いほうは雪に覆われて見えなかったみたい。
表面はかりかりに凍結していたし、
踏み抜かないで本当に良かったです。
あとでぞ~っとした、というおそまつ。




青森駅の象徴(だった)。

長~いホームの先に

連絡通路がありました。





青森からED75+12系の普通で八戸へ。
途中、野辺地では特急に抜かれるため
何分か停車したので、
南部縦貫鉄道をちょっとだけ見られました。
車両の大きさが(小ささが)よく判るでしょ。
ところで、通過待ちした特急とは…
貨物列車だった!
しかも2本も。
なんてしいたげられた普通列車でしょう。


蒸気暖房の湯気に包まれる。 盛岡


八戸からはDE10+50系です。
座席の間隔が狭くて窮屈になりました。
でも、どちらも暖房はよく効いて、
とても暖かでした。




本日もご乗車ありがとうございました。