富士・はやぶさの併結運転 | きゅうの鉄道写真館

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きゅうの休憩室から鉄道関係を移設しました。
ドールに興味のない方はこちらで。



こんばんは。

前回は2003年の富士にご乗車いただきました。

今回は補足として2008年の富士・はやぶさで

門司駅における併合の様子をご紹介します。


寝台特急の利用客の減少が止らない、と

前回書きましたが、運転区間も編成も短くなり

それでも空席が埋まらないため、2005年3月

とうとう富士とはやぶさは2層構造、即ち

東京~門司間を併結運転することになります。


2008年2月8日、熊本からはやぶさに乗りました。

東京→銀河→大阪→あかつき→長崎→

島原鉄道→フェリー→熊本→はやぶさ→東京

という行程でした。




熊本駅・新幹線の高架橋工事が進むなか

はやぶさが入線してきます。

編成は富士と共通で、短い6両編成です。

(ハネフ+A個+B個+ハネ+ハネ+ハネフ)

食堂車はもちろんロビーカーもありません。







このときの乗車はソロです。

通路側の車体側面はきれいでした。

デッキには懐かしの冷水機がありました!

現代では衛生面からもありえないと思います。
個室のドアはオロネよりも薄いかもしれません。

カーペットや内装も簡素。実用本位です。






丸窓からは廊下越しに外が見えました。

カーテンを閉じれば個室内は見えません。


オロネ(A個室)と比べてはいけませんよ。

料金は半分以下なのですから。


それよりも従来の解放B寝台と比べると

同じ料金で個室だし、鍵もかかります。

鍵をかけて行くところはトイレしかないけど…


直立しても天井に頭はつかえません。

手は届きます・・・
ベッドに腰掛けた状態から立ち上がると

目から火花が出ます。(2度頭をぶつけました)


門司に着きました。

カメラバッグをベッドにおいてホームに降ります。

(バッグは目印です。その訳は後ほど)





ここまではやぶさ編成をエスコートしてきた

ED76は、客車を置いて去っていきました。

交代に関門間の1駅だけのために

EF81400番台が連結されました。



そしてはやぶさ編成を牽いたEF81は

発車して、行ってしまいました!

私の荷物!!


ちょうどそのころ、同じホームの向かい側には

大分からの富士編成が到着しました。





人だかりのところでは

機関車の解放作業が行われています。

そしてこちらもED76は解放されて

構内の奥に消えていきました。



さきほどのはやぶさもそうですが

機関車を解放した端面のマークは

消灯していました。


ほどなく関門用のEF81400に推進された

はやぶさ編成が戻ってきて連結されました。


ところで、このはやぶさの空白の10分間は

トラベルミステリーに使えそうだと思いませんか?


門司駅に2度停車する。

1度目と2度目は反対側のドアが開く。。

何百メートルかバックして連結するので

そのとき車窓は進行方向が逆になる。。。

この10分を殺人のアリバイにできないだろうか

「寝台特急・空白の10分間」、なーんてね。


あーっ!

もうとっくに廃止になったので無理ですね。

ブルートレインがなくなっちゃったので

西村○太郎先生もネタに困るだろうなぁ。




あー、ありました。 私のバッグ。

だけど、この車体の傷み方はひどい。

熊本もさっきも通路側がホームに面してたから。

改造時、寝台側は一度鉄板で窓をふさいでから

個室ごとに小窓を開け直したからなんです。

溶接の跡を隠すために盛ったパテが劣化して

剥がれ落ちたので急遽ペンキで塗りつぶした。


どうせもうすぐ廃止になるのだから

今さらお金をかけられないなー

という言い訳が見えみえですね。


こうして無事はやぶさと富士は合体しましたが

文章で書くとイマイチ判りにくいので

図でご覧ください。



以上、乗客を乗せたまま一旦引き上げ、

推進運転で連結してもう一度ドアが開いて

客扱いをやり直す、というのはおもしろい。


下り列車の場合は簡単で、門司到着後
EF81を解放したらED76を連結して

富士だけ先に出発すればいいんです。

置き去りにされたはやぶさに改めて

ED76を連結すればこちらもOKです。



This is a FUJI~

This is a HAYABUSA ♪

Ahh…!

富士・はやぶさ~♪

東京駅に着くと、

やっぱりブルトレは子供達の人気者でした!




模型を使って編成を紹介するつもりでしたが

長くなってきたので、もう1回延期しますね。



本日もご乗車ありがとうございました。