今日ははまなすの寝台車に乗車します。
2008.9.17青森→札幌です。
登場時のはまなすは全車普通座席車でしたが
寝台車が連結されるようになり、
まりもの廃止でドリームカーが転用され、
1997年からカーペットカーが連結されて
現在の形になりました。
JR線上からは急行列車がどんどん姿を消し
現在残る唯一の急行列車でもあります。
(テーマ寝台特急に入れましたがはまなすは急行です)
ベイブリッジがライトアップされてきれいでした。
はまなすと組合わせれば青森らしくなると期待していたら、
はまなすが入線するころには消えちゃいました。 残念。
車輌基地からDE10に牽かれて入ってきました。
定位置に据え付けられると同時に
反対側では青函専用のED79が連結されています。
先頭にまわってみると、既にED79の連結は終わってました。
それでは列車が動かないうちに、
車内をひとわたり見ておこうと思います。
まずこちら、乗車する2号車のデッキです。
1号車と2号車で車体の帯の色が違うことに気づきますね。
左はスハネフ14型。右はオハネ24型です。
白帯は後方の座席車の仲間、金帯は北斗星などの仲間です。
元々は、車内設備の電圧が異なるため連結できませんでした。
しかし北斗星の個室化が進み余った車両を転用するため
24系にトランスを積み、14系とも連結可能に改造したものです。
スハネフ14の床下には電源用の発電セットがついています。
この発電用エンジンがけっこううるさいので
寝台券を買うときに2号車を希望しました。
では、1号車の方から乗車してみましょう。
1号車のデッキです。
北海道の寝台車のエンブレムがついています。
デッキと廊下の間には騒音防止の扉がついています。
以前は金帯車のほうが若干豪華でしたが、
今では白帯車もカーペットなどレベルをあわせて
改良されています。
乗り込んで左側の貫通路を見ると・・・
ED79は後ろ側にもヘッドマークをつけています。
下りのはまなすを牽いて、函館到着後、
今度は上りのはまなすで青森に戻ってくるのでしょうね。
1号車を通り抜けて2号車に入りました。
幅70cm・長さ195cm・高さ111cmが私の領地です。
ではカメラバッグだけ持って他の車輌も見てきましょう。
まずお隣が自由席のスハフ14。
1人しか乗っていませんね。
座席は簡易リクライニングですが
昔の勝手に戻るやつでなく、倒した位置で止まります。
その次がのびのびカーペットのオハ14。
分類上は座席車ですが毛布もついていてごろ寝できます。
指定席料金で横になれるのでいつも満席だそうです。
とくに2階席は完全に1人づつ区分されてるので良いです。
カーペットの次はドリームカー・オハ14が2両。
こちらも指定席料金でOK。
座席は183系特急気動車のグリーン車から移設したもの。
ミニロビーもついています。
こちらもお得ですね。
そして1番後ろが3号車と同じ自由席車スハフ14です。
こちらもがらがらでした。
今日の混み具合なら、ドリームカーよりも
自由席で座席を向かい合わせにして、
4人分を1人で使ったほうが快適かもしれませんね。
でも私は寝台があるので大丈夫。 へへへ。
時刻がきて、青森を定刻に発車しました。
案内放送では寝台車はすぐに減光するけど
座席車は明るいままらしい。
案内放送も寝台車はしません、とのこと。
深夜1時に函館、3時に長万部と
寝台特急とは明らかに違う走り方(停まり方)です。
実際、途中での下車、乗車もあって
道内では札幌行きの1番列車的な存在でもあります。
蟹田で上りのカシオペアをやりすごします。
津軽線、江差線は単線なので列車交換の運転停車も
けっこうあるけれど、せっかく取った寝台なので
今夜はおとなしく寝ることにしましょう。
ほんとうによく眠ってしまって、
函館は夢うつつで気がついたけど
次に目が覚めたのは南千歳でした。
札幌6:07定刻到着。
この時間から活動できるので
時間を非常に有効に使えてとても良かったのです。
これからは夜行は高速バスだけになってしまうのかな。
以前あった函館・札幌間の快速ミッドナイトなんて
また走らせてくれたらいいのになぁ。
ごろんとシートやカーペットも連結してね。
では次回は去年1月に乗ったカーペット車についてです。
本日もご乗車ありがとうございました。